音楽劇『三文オペラ』のCD化を希望するWeb署名
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音楽劇『三文オペラ』のCD化を希望するWeb署名

宮元亜門演出 音楽劇『三文オペラ』のCD化を希望するWeb署名です。
『三文オペラ』のCD化を希望するコメント、または、『三文オペラ』のCD化を希望する記事を書いたブログからのトラックバックをお寄せください。
相当数集まった時点で、Bunkamura宛に希望メールを出したいと思います。

なお、『三文オペラ』に関する著作権に関する考察はこちら


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公演概要


作: ベルトルト・ブレヒト
音楽: クルト・ヴァイル
翻訳: 酒寄進一
歌詞: 三上博史
演出: 宮本亜門
出演: 三上博史、秋山菜津子、安倍なつみ、デーモン小暮閣下、田口トモロヲ、明星真由美、松田美由紀、米良美一、大鷹明良、つまみ枝豆、石井則仁、岡田誠、さけもとあきら、二宮優樹、原慎一郎、福山健介、星智也、水野栄治、村上勧次朗、いせゆみこ、菅原さおり、高山のえみ、多岐川装子、松田愛子、南智子
演奏: 青木タイセイ、内橋和久、エミ・エレオノーラ、坂本弘道、塩谷博之、高良久美子、芳垣安洋
音楽監督: 内橋和久
公演日程:
  東京公演: 2009年4月5日(日)~29日(水・祝) Bunkamuraシアターコクーン 全28公演
  大阪公演: 2009年5月4日(月・祝)~9日(土)ウェルシティ大阪 厚生年金会館 芸術ホール

『三文オペラ』の著作権に関する考察

『三文オペラ』の著作権に関する一考察

既にBunkamuraに問い合わせた人のカキコミによると、"原著作権の許諾など諸条件が揃わず"とのことで、DVD化・CD化はできないという返事が届いたそうです。

ライブ録音したものをCD化する際には、色々とややこしい問題があるのかもしれない。
でも、日本人が三文オペラの楽曲を歌ったCDが発売されているのだから、今回のメンバーで新規録音すればCD化も不可能じゃない!と思っています。

(以下、間違っているところもあるかもしれませんので、リンク先を参照しながらお読みください。敬称略)

関連法規・条約




作詞を担当したベルトルト・ブレヒトも作曲を担当したクルト・ヴァイルも死後50年以上経過していて著作権の存続期間が切れている。(日本国内においては日本の著作権法に基づいて保護すればよいので、著作権の存続期間は死後50年が適用される。)
しかし、ブレヒトは亡命中にオーストリア国籍を取得し、戦後東ドイツで死去。クルト・ヴァイルはナチスの迫害により亡命して後にアメリカの市民権を取得し、アメリカで死去。
また、海外の著作物を日本で利用しようとする場合戦時加算について考慮する必要があり、ドイツは日本同様敗戦国なので考慮の必要はないが、アメリカは連合国なので考慮の必要がある。

そもそも、『三文オペラ』はジョン・ゲイ作『乞食オペラ』を種本とした翻案による著作で、その種本を翻訳したのが(実は『三文オペラ』彼女との共作だという説もある)エリーザベト・ハウプトマンであること、『三文オペラ』の劇中歌はK.L.アマー翻訳のフランソワ・ヴィヨンの詩とラドヤード・キップリの詩をベースにした歌詞であることも考慮しなければならない。

翻訳を担当したエリーザベト・ハウプトマンの著作権の存続期間は切れていないが、『三文オペラ』の著作者はベルトルト・ブレヒトとなっているので考慮の必要はない。
JASRACのデータベース「J-WID」での検索結果を見ても、
  • ベルトルト・ブレヒト: 著作権が切れているのでパブリックドメイン
  • クルト・ヴァイル: 著作権が存続していると

と考えて間違いない。

『三文オペラ』の上演権については、ズーアカンプ社(Suhrkamp Insel)が、クルト・ヴァイルの音楽については、クルト・ヴァイル・ファウンデーション(Kurt Weill Foundation for Music)という音楽著作権会社が管理していて、ヴァイルの音楽の使用料はかなり高いらしい。
Bunkamuraの言う"原著作権の許諾など諸条件が揃わず"とは、ヴァイルの音楽の使用料が高額なためDVD化・CD化を断念したということではないだろうか?

余談: 
各種インタビューによると、当初はTVの撮影が入る予定だった様であることから、劇中のハロー・キティのキャラクター使用に関しては、TV放映やDVD化も含めて許諾を得ていたものと推測される。
ヴァイルの音楽をパブリックドメインとして公開していたオーストラリアのサイトでは、http://home.people.net.au/~mbednarek/tpo-eam.phpにあるように、クルト・ヴァイル・ファウンデーションからの申し入れにより掲載を中止したそうだ。(オーストラリアではパブリックドメインになるのでは?)


参考文献: 岩淵達治翻訳『三文オペラ』(岩波文庫 2006年)の解説