境城 | 上州備忘録

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群馬生まれの会社員が見つけた秘かな楽しみ、それは「歴史探索」
誰も知らない英雄を求めて今日も群馬を流離う
_そう、素浪人のように



       境城(長光寺) 群馬県伊勢崎市境495







    山崎一先生の縄張り図



 境城は小柴氏のお城



 小柴氏は那波氏に属していたが、1541年に那波宗俊が長野賢忠らと

横瀬泰繁(由良)を攻めた際に、小柴長光が突如離反。


 那波宗俊は戦死、小柴長光はそのまま横瀬氏(由良氏)に転属した。



 はっきり言って 裏切り者



 だけど好き これが戦国時代なのだ





 境公園にある弁天池は水堀の跡らしい


 


 公園内の盛土も土塁の跡 だったのかもしれない



 

  『城破れて 寺社あり』



 城域に建つ『長光寺』 小柴長光が開基らしい


 だから名前が長光寺なのね 納得




 

 寺紋は『抱き茗荷』 小柴氏の家紋なのかな?



 長光寺は一度兵火で焼失したが、大坂夏の陣後の元和年間に

再興されたらしい。


 

 生き残るために横瀬氏に寝返ったのに、やはり戦乱を

避けることは出来なかったようですね。



 戦争の虚しさを感じさせる


 境城、攻略する価値ありだな