せっかく広島まで来たのだから、

戦後80年という節目なのだから、

原爆ドームは自分の目で見たいと思った。

 

 

原爆ドームのある広島市内は街の造りが近代的。

道路幅が広く、川沿いに平和記念公園がある。

歩きながら景観を楽しんだり、カフェで休憩する場所も多く、

G7会議が行われるだけあって、洗練されている。

市街中心に大きな川が流れている地形は新潟市と似てると思ったが、

広島市の方が道幅が広いだけで余裕があるように感じた。

 

 

私たちが訪れた時は、ちょうど平和記念式典の後片づけをしているようだった。

 

外国人が非常に多く、特に欧米人が目立っていた。

原爆資料館にも入りたかったけど、

2時間は待つのでは?と思うような長蛇の列で、

断念してしまった。

その9割が外国人観光客だった。

 



 

原爆ドームの外観はよくテレビやネットの映像で見たことがあったので

予想を反するものではなかったけど、

原爆ドームの中や外周の瓦礫まで近くで見れたことは、

実際に見に行った収穫だと思った。

 

本当に当時のまま残されているんだ・・・と実感した。

鉄骨などの金属は溶け、黒焦げになっている部分が多かったけど、

レンガでできた外壁部分は意外にもそのまま残っていることに驚かされた。

 

私がこの時思い出したのが、「3匹のこぶた」に出てくるレンガの家。

最終的に壊されなかったのは、レンガの家だけだった。

 

レンガは、7000℃の熱線にも爆風にも強かった。

 



 

被災者の体験動画や展示物が見学できる施設では、

外国人の方も神妙な面持ちで見ていた。

海外の方から広島を見ると、どんな感想を持つんだろうか。

 

我が家の小学生と中学生は、見るに堪えない展示物や体験記も

真剣に眺めていた。

今の生活が当たり前ではない事、

自分たちと同じくらいの歳の子どもたちが、生死をさまよう体験をして生き残ったこと

そのすごさを感じていたようだった。

 



 

私たちの命は、あっけなく散ってしまうものだと

突きつけられると共に、

だからこそ、今この瞬間を大切に生きようと

強く、心に静かに思えた。