今から28年後の2045年。
 
ハルカとナツハはアラサーになっているね(笑)
今の僕らと同じぐらい。ちょうど働き盛りの年齢だ。
 
 
この2045年あたりに「シンギュラリティ」が起こるといわれている。
「シンギュラリティ」とは、日本語で「技術的特異点」とわけのわかりにくい言葉で訳されているのだけど…簡単に言うとコンピュータの技術が全人類の知能を超える、究極の人工知能が誕生する瞬間を意味する言葉のこと。
 
僕らの娘たちが30前後の頃には、人工知能はそこまで進化するだろうと予測されているんだ。
 
 
「コンピューターが人類を超える?そんなことたった28年間で起こるわけない」
と思うかもしれない。
 
 

しかし、逆に今から28年前から今年まで、テクノロジーにおいてどんな変化があったか。
 
 
1989年当時、携帯電話というものはそんなに普及してなかったけどあるにはあった。その頃の携帯はようやく今のスマホと変わらないか、少し重いぐらいの重さだった。その少し前の携帯電話は1㎏を超えていたみたいだから、当時からみればずいぶん使いやすくなっていたと思う。ただ、機能としては通話するくらいしかできなかった。
 
それから28年たった現在、スマホ(携帯電話)で通話ができるのは当たり前。それどころか手ブレ補正付きのカメラとして使える、ネットにアクセスして様々な情報を閲覧できる、銀行送金ができるし、SkypeやLINEを使えば地球の反対側の人と大した費用が掛からずにカメラ通話ができる。できることはあげたらキリがないほどだ。
 
 
他の例であげれば、1989年当時は20万円ぐらいで1MB前後のFDDが内蔵したノートパソコンを買えた。今、同じ20万円あれば1TBのSSDが内蔵したノートパソコンを買える。
 
1989年には携帯ゲーム機として、ゲームボーイが発売されたけど、2017年の今はニンテンドースイッチだ。
 
 
今、人工知能は囲碁のプロ棋士を負かすぐらいにまでなっている。

でも、その現在の人工知能ですら2045年の人工知能からみれば、ゲームボーイみたいなものに見えるかもしれない。
 
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ハルカとナツハは、そんなどこまで進化するかわからない人工知能が幅を利かせる時代を生き抜かなければならないんだ。