なぜ少し離れた♪

 

私のところに泣きついて

来たのかな〜と

思って、お母さんを見ました〜気づき気づき

 

最近のあまりの寒さに

ココアが飲みたくなって

昨日、買いに行った時のこと。

 

もちろんお砂糖の入っていない、

さらに調整ココアではなくて

純ココアを、必死に探す。

 

数あるココアの袋を一つ一つ手にとって

鬼の形相で裏面を読んでいた時のこと。

 

下を向いて袋の裏を読んでいた私の

左側から、3歳くらいの女の子が

スッと、視界に入ってきました。

 

お思わず

わ〜!びっくりって

驚いちゃいました(笑)

 

見ると、自分の右耳を右手で覆っていて

泣きそうな顔をしています。

 

ここで大事なのが、

泣いてはいないということ(笑)

往年の聖子ちゃんばりニコニコ

 

私としては、何が起きたのか分からず、

ココアの袋を握りしめたまま

 

「え?どうした?」

 

と聞くも、ただ目で訴えるだけ。

 

「耳どうかした?」

ともう一度尋ねると

 

1mも離れていないところに

いた、5歳くらいの兄らしき子が

「頭ゴッチンした」

と教えてくれました。

 

ちなみにその兄のすぐそばには

母らしき人ががカートと共に立っています。

 

やっと理解した私は

「あ〜頭ゴッチンしたの〜。

痛かったね〜」

 

と彼女の右耳のあたりを3回ほど

さすってあげると、

満足して母の方へ戻って行きました。

 

さて。想像します(笑)

下矢印

この子はきっと普段から母に構って

貰えていないんだろう。

 

泣き落としも全く通用せず

それを他の人にやって、

痛かったね〜と

言ってもらうことで

仮の満足を得ているんだろうな〜。

 

そして兄。幼くも

母と妹の間に立って、どちらの

気持ちもわかる。

 

だが、あえて母の側に少し

近いところのポジションをキープし、

結果、母を立てて支えているという

ことになっている。

 

でも幼い妹の気持ちもわかるので

 

「ほら、知らない人に

そんなことするな」

 

という変わりに

 

「頭ゴッチンした」

(だからすみませんが、

この幼い僕の妹をいい子いい子して

慰めてあげてください)

 

という気持ちだったのだろう。。。

 

(想像終わりw)

 

そして、いい子いい子の後

お母さんを見ると、

 

全く嫌そうでもなく、

申し訳なさそうでもなく、

困った感じでもなく、

その女の子を叱るでもなく、

どちらかというと、

うっすら笑みを浮かべているんです。

 

無理やりその表情を言葉にしてみると。。。

 

「今の自分は、余裕がなくて

そういうこと出来ないけど

自分の子が他の人に構ってもらえて優しく

してもらっているのを見るのは

嫌じゃない。かえって助かる」

 

そんな感じでした。

 

このあと

私に会釈することもなく

すーっと3人で

別の列に移動して行きました。

 

この一連で私が感じたのは

当たり前のことですが

やっぱり人って助け合って生きて

いくんだな〜ってこと(笑)

 

こういう出来事って、

この母にも、兄とこの女の子にも

そして私にも、しばらくは心に

残りますよね。

 

私を含め、そのイベントに関わった

全員が何か感じるんですよね。

 

自分の子供が人から

優しく扱われたこと、

 

妹の甘えを赤の他人が

受け入れてくれたこと

 

対して痛くもないのに(笑)

泣きマネが通用して

撫でてもらえたこと

 

そして、全くの見知らぬ

ちょっと疲れた、ストレスフルを

漂わせる家族に

かかわれたこと、

 

全員にとって、

ほんのちょっとの幸せタイム

なんですよね。

 

こういう素敵な一瞬の心の交流が

できたことが、

とても意味のあることだったと

思います。

 

やっぱり人間っていいもんだな〜

(私のカウンセリングの師匠の言葉)

と思いまっす。

 

で。

気分よく、持っていたココアを購入

 

 

して、家でじっくり見てみたら。。。

 

 

おい〜〜!!

 

だから、調整ココアじゃないか〜いドクロ

 

人様の家族を

観察分析している場合じゃなかった笑い泣き

 

ま、勿体無いので

飲みますけどね〜っと。

 

ではでは飛び出すハート