動画配信サービスで世界に観られるものと聞くとやはりアニメの印象が強く出ていますが、各社は今日本発の実写作品に力を入れようとしています。国内企業をみると樂天が人気BL作品を映像化し、制作から配信・グッズ管理までを徹底運営。一方衛星放送の始まりでありオリジナルドラマも多いWOWOWも日米共同制作の骨太社会派ドラマを送り出しまさに本腰と言える状態です。もちろん海外勢も負けません。仮面ライダーアマゾンズで新しい可能性を提示したAmazonからは、重い設定が特性と言える仮面ライダーBlackのリメイク作が登場。加えてスパイアクションものやジャニーズ主演のオリジナル映画も投入しており結び付きをより強くしています。全裸監督のシーズン2でも大きく話題を集めたNetflixは、”強くない篠原涼子像”を魅せた大人の恋愛ドラマをはじめ、ゾンビを新解釈で描いた作品。さらにはやる気なさで人気キャラとなったぐでたままで隙の無いラインラップ。期待の新星ディズニープラスは、本木雅弘さんの出世作でもある『シコ踏んじゃった。』の30年後を描いた群像劇から人気作家の日常エッセイの映像化と他社とは異なるアプローチに。これらの中の一つでも良いので、世界的ヒットを願っています。