綺麗な山ほど危険であり しなやかなふりをして人を誘う

だがその厳しさが魅力であり 小さな達成感が頭を洗脳する

 

魅了された人達は前より重い靴を履いて その山に挑む

しかし、最初の感動を超えるには 靴だけでは足りなくなる

 

いつしか山人となり 山の虜となる

その山は険しく見えるけれど 本身は絹で出来ている

その姿で山人の心に纏わりついて 離れない

 

これから白い糸が重なって一層美しくなる

しかし、遠くから見る方が美しい時もある

そんな時は、誰かのそばにいてあげなさい