大事なお知らせというのは、今抱えているクワカブ飼育を一旦やめるということです。

全文読んで頂けたら幸いです。

 

端的に理由としては、(お店と自分のタイミング次第になりますが)別のクワカブを迎えたいと思っているので、抱えてるクワカブから、新しくクワカブを迎えていく感じで、クワカブ飼育自体は継続していく形で行けたらと思ってます。

※そこまで大袈裟なものでもないです。

 

 

〇状況のおさらいをする前に プライベートな話をしておきます。

個人的に 一人暮らしを再開するにあたって、クワカブが好きで迎えた子達ですが、もう一つ別の意図がありました。

 

それは、自分の甥や姪に 自分が迎えた子の子孫をもって、「命の尊さを学んでほしい」「飼育する責任を学ぶこと」「勉強としての学び」が主な点になります。

 

当然、鳥類、魚類、猫犬類など(アクアショップ・ペットショップで取り扱いがある種)で出来るじゃないか?と疑問を抱くと思います。クワカブよりも寿命は長いです。子供たちの成長を見届けることもできます。

でも、それは ぶっちゃけ、無理です。

 

魚類(熱帯魚など)に関しては、姉夫婦の都合上で難しいです。

その他に関しては、うちの家系的なもので、動物が拒絶レベルで無理なので、選択肢にないというのが実情です。

 

そうした事情と、クワカブであれば、飼育スペース的な問題はあれど、ランニングコストやサイクルなど含めて飼育しやすいのかなっていう感じです。

前にも触れたことがあるかと思いますが、室内飼育可能な用品が揃ってるということもあります。

(旦那さんが虫に対して苦手なら厳しいけど、、)

 

 

〇状況のおさらい

今、自分が抱えているのは、国産カブト、国産ノコギリ、パリーオオクワ2匹です。

この3種で、部屋の1/3のスペースを占めてる状態です。

 

1:ノコギリは、前々から触れてたかなと思いますが、交雑種の可能性があるため累代しないということが前提です。タイミングが合えば、同じ産地のペアを新たに迎えることは、将来的にはあります。

 

2:パリーオオクワは、実は累代失敗してるんですね。

メスが先立ってしまったこと、幼虫自体は採れたのですが、菌糸飼育で全滅です。。

 

オス2匹いますが、うちに迎えて、もうすぐ1年が経とうとしてます。

現状、元気にしてくれてはいますが、寿命(1年~2年ほど)を考えると、野外採取個体ということを踏まえて、不透明な部分もあるので、日々別れの覚悟をしている状態です。

生きてたら、ほっとする日々です。

 

この子達が寿命を全うしたら、一旦終わりにします。

アルキデスオオヒラタ同様、将来的に 気に入った子と出会うことが出来れば迎えたいなと思ってます。

 

3:国産カブトは、12月中下旬に羽化した子達の累代に入っている状態ですね。

この子たちは、恐らく8月下旬~9月前後の羽化ではないかと思ってますが、その次の累代に関しては、未定です。

 

 

飼育者の責任として、最後まで大事に育てます。

その上で、1~3で、自分が飼育したいクワカブがいるというのはありますが、増種するには難しいというのが実情です。

繰り返すようですが、飼育したいと思うクワカブと併せて抱えてる同じクワカブを迎えて継続飼育は諦めるしかないという事です。

 

迎えたいと思ってるクワカブに関しては、お店と自分のタイミング次第になるので、抱えてる3種が存命中に迎える可能性もあれば、カブトの幼虫だけのタイミングで迎える可能性もあるので、何とも言えないです。

迎えることが出来れば、改めて、ブログにしようと思ってます。

 

 

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余談ですが、国産カブトに関して、職場でお世話になってる人(昆虫に関しては無知)が、ボランティア活動の中で活用可能ならお願いしたいという形で、お話を頂いてました。

これに関しては、断りを入れてます。

 

その中で話をしたのは、幼虫・成虫で譲渡は考えたが難しいという事です。

・単純に羽化時期がズレる(早い子と遅い子の差がある)ので、企画してる日に 数を合わせて準備するのが難しくなる。羽化がズレるということは、その差で早い子は老化するという事。

その分のリスク(後述)がある事。

 

・寿命など、個体差があるという事。

リスクですよね。命を削って羽化する子達です。

幼虫期間・蛹化段階、羽化段階での生死もあるし、成虫の寿命でいえば、

平均1~3ヵ月と言われてますが、早い子だと1週間~10日以内に死ぬことだってあります。

 

例えば、配布するという形を取ったとしても、配布段階で弱ってたり死ぬことだってあるし、その時は元気でも、受け取った参加者宅に迎えた時に どれくらい生きてくれるのか、不明。

出来れば長く生きてほしいけど、迎えた翌日に死ぬこともあり得るわけなので、生き物を扱う以上の保証はないんですね。

 

・時期的問題

夏冬であれば、温度管理が出来てなければ、成虫へのダメージが生死に直結します。

それもまたネックでした。

 

例えば、今回みたいに 12月中下旬に羽化した子達を目玉企画に譲渡したとしても、管理出来てなければ、全員が良くない思いをして終わりです。

 

・個人的な懸念

放虫厳禁、繰り返すようですが 生き物を扱う以上 生死を伴うことなどの不安もあります。

上述の個体差のところで触れてることだってあります。

 

自分が直接対面していない以上、そこは勇気が要りますし、それ以上に不安があります。

カブトの幸せを考えた時に 大事に育ててくれるならいいです。

 

同時に そうじゃないことも考えられることも、ありえます。

貰ったはいいが世話をしない、放虫する、金になるかもとして転売するなど、ネガティヴなことも想定し得る、そして否定できないわけです。

 

それらが理由ですね。

飼育している以上、責任が伴う事。

友人同士や子供繋がりで人となりを知っているとかならいいですが、見知らぬ人に譲渡するのは怖いなと、改めて思った次第です。