
毒を吐く
「シュガーロード」が日本遺産に認定されました。
こんにちは。
今回は砂糖問屋に勤務していたことのある砂月から
シュガーロードにつきましての話題です。
「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード~」
(長崎市、諫早市、大村市、嬉野市、小城市、佐賀市、飯塚市、北九州市を中心とする
長崎県・佐賀県・福岡県の3県の申請)が
文化庁の「日本遺産(Japan Heritage)」に認定されました。
その前に、まず「長崎街道」につきまして
長崎街道は北九州市小倉から長崎市を結ぶ街道です。
江戸時代鎖国政策下の日本で、唯一の外国との交易地であった長崎に通じる
街道として非常に重視されました。
砂糖自体は船で運ばれたとされていますが、
砂糖や外国の菓子などの文化は
当時長崎の警護をしていた福岡藩や佐賀藩にも伝わり、
独特の食文化が花開いたとされています。
長崎街道は小倉の常盤橋を起点として25以上の宿場があります。
小倉と長崎をかなりの直線コースで結ばれており
このため、
数か所の峠越えなどの難所もありました。
大名の参勤交代の他、オランダ商館長(カピタン)や黄檗宗の僧侶、
象やキリン、ラクダといった異国の珍獣などもこの街道を往来したとされています。
では、気になる
シュガーロードのお菓子たちは一体どんなものでしょうか
「ストーリーを構成する主な文化財
・全域:長崎街道
・長崎市:出島和蘭商館跡、長崎くんちの奉納踊、カステラ、有平糖 など
・諫早市:諫早おこし、諫早おこし道具
・大村市:へこはずしおこし、おこし製造道具、大村寿司
・嬉野市:嬉野市塩田津(国選定重要伝統的建造物群保存地区)、逸口香、金華糖 など
・小城市:村岡総本舗羊羹資料館、普茶料理、小城羊羹 など
・佐賀市:丸ぼうろ、寿賀台(すがだい)、菓子仕方控覚(鶴屋文書) など
・飯塚市:名菓ひよ子、千鳥饅頭、なんばん往来など
・北九州市:福聚寺(ふくじゅじ)、常盤橋(ときわばし)、小菊饅頭、金平糖、くろがね羊羹 など」
(※佐賀市のページより引用)
シュガーロードのお菓子としての代表格といえば、
やはり、「長崎カステラ」が有名。
著者の八百啓介氏は
長崎街道の菓子文化圏を大きく三つに分類されています。
①豊前から筑前(福岡県北部)にいたる北部の飴文化圏
②筑後から佐賀平野にいたる中部の餅文化圏
③佐賀から長崎にいたる南部の砂糖・南蛮菓子文化圏
参考書籍

「砂糖の通った道《菓子から見た社会史》」の中で、筆者の八百啓介氏が紹介された
京都北野天満宮大鳥居横のポルトガル菓子店 『カステラ ド パウロ』
マダムのポルトガル菓子研究家の智子さんの著書
しかし、
一度に全部は紹介しきれませんので、次回へ続きます(多分)。
「日本遺産(Japan Heritage)」は
世界遺産や指定文化財などとは違い、
保護を目的とするものではなく、
地域の歴史や特色を通じて日本の「文化・伝統を語るストーリー」を
文化庁が認定するもので、
地域が主体となって、国内外へ向けて「戦略的に発信」することにより、
「地域の活性化を図る」ことが目的となっています。
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