変形性股関節症になって辛かったこと

 

15年くらい前に腰がいよいよやばいくらいに悪くなって

踊ることを諦めて、現役は引退した

でも趣味で踊ることくらいは出来るかと思っていた

ある時から股関節に引っかかりを感じるようになった

そこからその引っかかりはどんどん強くなっていきました

引っかかりが痛みに変わっていき、

踊ることも運動もできなくなっていきました

仕事は作る側に回ることでなんとかなりました

が、

 

人生で大切なものや人を踊りのために諦めてきたのに

腰の悪化と変形性股関節症の悪化で踊ることが出来なくなった

踊るどころか、通常の歩行すらできなくなった

良いと言われたものはありとあらゆるものを試していたのに

どんどん酷くなっていった

歩くと針の山を歩いているような激痛で

跛行もどんどん酷くなり

近所のコンビニにも歩いていくことができない

仕事場へはどこであろうとタクシー

(タクシー代は想像をはるかに超える額に)

普通の人が普通にでいることを物凄い長い時間かけないとできなくなった

足の爪が切れなくなり

靴下も自分で履けなくなり

寝返りを打てなくなり

横向きでねれなくなり

階段も杖がなければ上がれなくなり

足がパッと横に出ないので

俊敏にものを避けられず

何度か道路で転倒した

自転車も足を横に出してつけずに

自転車ごと何度か転倒した

犬の散歩で距離も長く歩けなくなり

犬が私を待ってなんども振り返るのが申し訳なかった

 

股関節が痛くて痛くてたまらない

薬もかなりきついものを飲んでいたけど

全然効かなかった

 

大好きな踊りも踊れない

体動かすの好きなのに運動できない

食べると太るから好きなものを思いっきり食べられない

でも、容姿のことで否定的なことを言われる(特に男性に言われた)

仕事場では「そんな太っちゃってどうしたの?」とか

「あまりに変わっちゃって誰かわかんなかったよ」とか

ある時期上司だった人には「それじゃ、いざりじゃない」とか

「怪我人だと思えば気にならないから」と言われた

傷ついた

惨めだった

好きでそんなになったわけじゃないのに

毎日激痛と戦っているのに

なんでそんなこと言われなきゃいけないんだろうって思った

*昔描いた絵  "it's raining inside"

 

 

 

そんなことで落ち込む自分が嫌だった

そして流石に仕事に支障が出るまでになり

年齢もまだ若いけど、股関節のせいで楽しめることを諦めたくなかったので

手術を決めた

 

手術後は色々ありますが

術前の痛みは全くなくなり

まっすぐ立てるようになり

速やかに歩行もできるようになり

爪も切れるようになり

靴下も履けるようになり

寝返りも打てるようになり

横向でなられるようになり

階段も昇れるようになり

犬の散歩で犬が振り返ることもなくなり

体がまっすぐになったことで背筋も伸び

痛みがないので肩も落ち、開いてたお尻も閉じ

落ちていたお腹もうまく引きあがるようになってき

身体が少しずつ変わってきているのが感じられる

このまま筋力をつけていくトレーニングを続ければ

以前のような激しい、脚をガンガンあげたり開脚するようなダンスは無理でも

趣味で社交ダンスだったらできるのじゃないかしら?

なんて思えてしまうくらいなのです

 

 

 

これからが楽しみだ

ふふふ