治療に行ったもののなかなか症状が治らない。。治療家の検査、診断にズレがあるといつまでたっても変化はありません。

 

私が思うに整体・鍼灸における触診の重要性は多岐にわたります。鍼灸師が患者の身体を直接触れることで得られる情報は、診断や治療の質を大いに向上させる要素となります。

 

例えば。。

触診により、鍼灸師は患者の体表の状態を詳しく把握し、経絡(けいらく)やツボ(経穴)の正確な位置を見つけることができます。これは、効果的な治療を行うために非常に重要です。

 

また、触診を通じて、患者の皮膚の状態、筋肉の硬さ、温度、湿り気、痛みの反応などを評価できます。これにより、患者の体質や症状の詳細な理解が可能になり、個々の患者に合わせた治療計画を立てることができます。

 

さらに鍼灸では、気の流れ(エネルギーの流れ)を重視します。触診を通じて、気の流れが滞っている箇所や弱まっている箇所を確認することで、治療の焦点を明確にし、効果的なアプローチを行うことができます。

ここでさらに重要なのが患者との信頼関係の構築です。

触診を通じて、患者との直接的な接触が増えることで、患者は安心感を持ち、鍼灸師との信頼関係が強化されます。これは、患者がリラックスして治療を受けるために重要です。

 

これらの触診によって得られる情報は、鍼灸治療の質を高め、患者の健康維持と改善に大きく寄与します。