あずきは宝石?!
 
小豆は低温に弱く、霜にあたるとシワが小豆に入ってしまい、煮えづらくなってしまうために品質が下がってしまいます。
{E8C92627-B5F3-4693-A6D7-EB5478CEA8CB}


そのため冷夏になると収穫量が大きく減ってしまい、市場価格が高騰します。今年は、近年で一番の高騰で、エリモ小豆、しゅまり小豆と北海道小豆と言われる小豆の中でも、プレミアム小豆が手に入らなくなってきています。また、逆に豊作の年には収穫量が過剰になり暴落することもあります。
 
自然の条件によって価格が大きく変わるため「赤いダイヤ」と呼ばれて投資の対象になったこともあります!実はそんな小豆市場を舞台にした小説があり、なんと1963年にドラマ化、1964年に映画化されています!
題名は、、、そのままの「赤いダイヤ」
小豆の代名詞を知っている人にはすぐにわかってしまう題名ですね!
ストーリーは、天候に左右されて価格が上下する商品先物取引であるアズキ市場を舞台に、政財界・マスコミを巻き込んだ壮絶な仕手戦に発展するお話です。興味のある方は本屋さんか、レンタルショップへGo!
 
「赤いダイヤ」と呼ばれる小豆ですが、中国や朝鮮半島では小豆の赤い色に魔除けなどの呪術的な力があると考えられ、おまじないの道具として使われることもあったそうです。
赤は、太陽や火の色であることから、生命を鼓舞し悪霊を払う力があると信じられていたようです。

そのことから季節の変わり目や、旅立ち、引っ越し等の時には厄除けの意味を込めて小豆を食べる習慣があったと言われ、小豆の料理は祝いの席でも好まれていたそうです。
こういった風習は日本にも伝わり、宮中での儀礼や年中行事に取り入れられるようになりました。
当時の書物には、小正月にあたる1月15日に宮中で小豆粥を食べる行事もあった様です。

 
{9B5C5901-BD33-44FB-BD35-E7E82843E950}


ところでなんで「あずき」?
 
「あずき」という言葉には由来があるのか気になって調べてみました!


その①
江戸時代の学者である貝原益軒の書物に記されているものによると、
「あ」は赤色
「つき」「ずき」はとける事を意味していて、赤くて早くやわらかくなるため、「あずき」という名前がついた、というものがあります。


その②
崩れやすいところ、崖崩れ、という意味から「あず」「あづ」をとって煮崩れしやすい豆という意味から「あずき」となった。


その③
「赤粒木」から転じて「あずき」になったなど諸説あり、正確にはわからないそうです。
 


どうして「小倉あん」と呼ぶの??
 
「小倉百人一首」でも知られる京都の小倉山が由来だといわれていますが、小倉山は平安時代に藤原忠平の詠んだ句
 
  小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 
        今ひとたびの みゆき待たなむ
 
でもわかる様に紅葉の名所です。
小豆の粒が鹿の斑点に似ていることから鹿と言えば紅葉、紅葉と言えば京都の小倉山が連想されて小倉あんと呼ばれるようになったという説があります。
また、紅葉が点在している小倉山の様子を小豆の粒々に見立てたのでは?といういわれもあるそうですが、やはり正確な書物などは残っていないって事ですね…。
{84B41F70-45F4-4B45-8253-846285CCA04C}