木は赤く焼け落ち、白い灰となり土に消える -2ページ目

木は赤く焼け落ち、白い灰となり土に消える

昔、この名前で少し小説を書いていました。
今は日本には居ません。

貴方の言う言葉は、信じられない。



いつでもどこかで疑っている、その言葉に、私は一喜一憂する。
だから信じない方が、良いんだ。


私は受け入れたりしないし、入り込もうとしたりもしないんだ。


私は簡単なテクニックで騙されてしまうから。



遊んだり、駆け引きをしたり、そんなことはしたくないんだ。
それはかなりのturn downで、自分の余りの厚かましさに、吃驚する。
勝手に、相手が心からそう思っていると、信じ込んでしまったのだろうか。
何故そう思っていると、思い込んでしまったのだろうか。


貴方の言葉に、真実はないんだ。
忘れてはいけないんだ。


近くに居た。




何も無かったように話したり、食べたり、眠ったりする。
顔を、見ない。



決して、触れても良いとお互いが言い訳を思い付くまで、その裾ですら、握らない。


注文したワインのグラスを渡すとき、細いガラスの持ち手には二人分の手は収まらず、
少し触れる指。
共有する唾液。


何かを共有することは、ただ現実から目を背けるように仕向けてるに過ぎず、
結局そうやって最後まで、ずっと離れている。



友人との名目の元に、抱きしめられた時も。
思っていたよりもずっと長く離しては貰えなかったとしても。
我々は友人で、変わることはないのだ。





お互いには愛しいと思う人達がいて、
そして心から愛しいと思っているのだ。





それでは、一体、何を恐れているのだろう?
何も無い何かを、また存在するかのように思い込んでいるだけなのだろうか?


恐らくそれはお互いを占める、記憶に過ぎないのだろう。
何も始まらずに終わってしまった記憶が、未だに我々を苦しめる。
目を合わせることを非常に恐れている我々は、何かがまた始まってしまうのではないかと怯えるのだ。
過去の感情は終わりの無いまま、なんの戸惑いもなく我々を走らせる。




若しくは、何も意味することなど無い、戯れであるのかも知れないが。






我々は、恋をしたのだ。
何も変わってはいないこの関係性の中で。