「秋茄子と嫁」と「チャラン」 | Sancantion【喰(SHOKU)レーベル】アルバムリリース情報!

遂にというべきかはわかりませぬが,この季節がやって来てしまいました。

 

 

 

差し詰め51年ぶりということになりますから,前回は1967年の今時分ということになるかもしれませぬ。

 

まさしく「秋茄子と嫁」の季節がやって来てしまったのです。

 

 

 

 

51年前と異なるのは,秋茄子を調理する器具に,一日の長があると言っても過言ではないかもしれませぬ。

 

「チャラン」こそが,その調理器具の一種と言えるかもしれませぬ。

このチャランの上部の飛び出た部分のへこんだところに「秋茄子」を1本載せます。

 

 

 

下部の円筒形の部分に,側面から固形燃料を入れて,「秋茄子」にあくまでも間接的に熱を加えます。

排気は,下部の前面に開けられた2個所の角丸長方形の部分から行います。

 

「秋茄子」がちょうどよい塩梅に火が通るのに,10分ほどの時間を必要とします。

調理は1本ずつ行います。

 

「チャラン」で調理すると,「秋茄子」の内部はほくほく,外部はかりかり状態で仕上げることが可能です。あくまでも喰べる方のお好みによって異なりますが,魚グリルやフライパンなどで調理するよりも,旨味が凝縮される可能性もあながち否定できませぬ。

 

ただし,「チャラン」が現在でも販売されているかどうかは不透明です。少なくとも1990年代の半ばまでは,その存在が確認できたとのではないかなどと言われておりますが,詳らかではありませぬ。