8月上旬までメジャー30球団の中で圧倒的な最高勝率を誇っていたオークランド・アスレティックス,あたかもジェットコースターで滑り落ちる如き勢いで,もはやプレーオフ進出は風前の灯火と言ってよいでしょう。
2012年の信じられないような地区優勝とは全く逆の展開で,よくも悪くも劇的な醍醐味を味わわせてくれるティームと言えましょうか。
しかし,それにしてもやはり思うのは,セスペデスのことです。
セスペデスが抜けた打線は何だか抜け殻の如き状態になってしまったように見えてしまいます。セスペデスの化学反応は凄まじかったのではないかなどと思っても,もう後の祭りでありましょうか。
バッティングもさることながら,レフト線への打球を矢のような送球で本塁に返球して走者をアウトにした,度肝を抜くような肩の異常なまでの強さのほうが,何だか印象に残っています。