パパの脳梗塞には長時間の移動は良くないと思い、実家への帰省を先送りしていた。
今年の春のこと。
母が大腿骨を骨折して入院したと、兄から電話がきた。母が心配だけど、携帯は手術前日にやっと繋がった。
私「お母さん、手術頑張って!」
母「頑張るよ
」
それが、元気な母との最後の会話になった。
手術中に脳梗塞を起こし、それはパパとは比べものにならないほどの症状で、飲食も会話も出来なくなった。
お見舞いに行くと、私の兄弟の事はわからなかったのに、私や上の子ちゃんの事は
「わかるよ…
」と、ほほ笑んでくれた。
それでも、一瞬でまた遠くに行ってしまう。
結果、3ヶ月ほどの入院の末、元々弱かった心臓の調子も悪く、突然の大量吐血が原因で、亡くなってしまった。
コロナ禍の中、3年間会えない間に、細く小さくなり、白髪も増えていた。
TELの声では昔のままだったのに。
半年前には、パパの脳梗塞の事を励ましてくれたのに。
3日間泣き続け、食欲もなく、体重は3キロ落ちた。
母に会いたい。
数カ月経つけど、喪失感は消えない。
親の死が、こんなに辛いとは想像もしていなかった。