太古の昔人間には手足が四本ずつあったと。

右だ左だと騒々しいことを王様に咎められ真っ二つに切り裂かれ散り去った片割れを探す旅が人生である。

 

 

※こんな物語をどこかで聞き、そうなんだろうと当たり前に思ってた。

 

 

 

 

★幼い頃から女だけの世界で生きたいと思ってた。

男子を遠ざける傾向。

 

 

 

★思春期の頃、交際の意味が全く理解できなかった。

終わりがくるスタートを切る無意味さ。

 

 

 

現実主義なのに白馬の王子はいると信じているところがあった。

 

 

 

★15歳の時、同級生から求婚される。

意味不明でお断り。

 

 

リベンジされ再び丁寧にお断り。

 

 

三度目の正直?

三回目の告白時、

「どうか傷つかないでください」

「あなたが役不足ということではありません」という思いを丁寧に伝える。

 

 

更に肩を落とす彼に、

 

 

「私に交際の意志がないだけです」

「私が彼氏が欲しいと望むならその相手はあなたでも良いのです」

「もし、私がそのような思いになったなら是非こちらから告白させてください」と。

 

 

何を言っても彼の表情が晴れることはなかったが、私はこの時、数か月後に訪れる彼の誕生日にこちらから告白しようと決めていた。

 

 

誠意に負けた。

私自身が私の良さに気づけていない年頃に、

「どうしても君がいい」という彼が理解不能で不思議だったがその気持ちを受け入れたいと心が動いた

 

 

彼の誕生日当日、彼は欠席だった。

小学生の頃から彼女がいたというマセた少年は一度もフラれた経験がなく、

好きでもない女子達からプレゼントを受け取ることを回避する為のズル休みだったらしい。

 

 

同級生名簿から家電に電話をし、

彼の近所まで出向いた。

待ち合わせ場所に来た彼の満面の笑みは未だにハッキリと憶えている。

予告していたとはいえ、私からの告白に溢れる喜びが止まらぬ様子。

交際スタート。

 

 

 

高校を卒業し一緒に暮らす流れになった。

同姓は賛成派ではなかったが、

自然にその流れになった。

 

 

 

数年後盛大な結婚披露宴をし、

私達は正式な夫婦になった。

 

 

 

15歳の少年が、

「結婚したいと思ったのは君が初めて」と言い、本当にその少女を自分のお嫁さんにしたという、本当に素敵なお話。

 

 

めでたしめでたし。

 

 

 

※人生の一部を切り取ればこんな感じ。

ドラマの最終話をここにすればハッピーエンド。

物語には続編があるものですw

 

 

 

 

Gratitude.