★★★★★(星5つ)

 

とりあえずランキング上位の本という事で読みました。

 

この本は、仕事で必要な能力(集中力、記憶力、コミュ力など)を脳科学の観点から向上させる方法を記したものです。

 

特に印象に残ったのは、脳の機能を感情系と思考系に分けて論じてある部分です。脳より本能的な機能では「より楽したい!」と機能するらしく、怠けちゃうのはこの機能が働いているかららしいっす。つまり思考系の機能が働いておらず、脳が感情系の機能に支配されちゃってると、仕事があるのに怠けちゃうようです。

 

感情系の機能に負けないようにするには、日々の生活で雑用をしろ!とのこと。掃除や料理などは往々にしてメンドクサイもの・・・しかしその小さなめんどくささをコツコツとクリアしていくと、脳は「楽してーんだお!」という感情系の機能を弱め、文明人としてよりあるべき姿への思考を強めるのです。怠け者というのは、その人の性格的問題ではなく、脳の使い方の問題なんですね。

 

また、そのように雑用をこなしていくと、脳にスタミナが付き、タフな脳になるんですって!たまにいますよね、「あの人って疲れないの・・・?」みたいな人。そういう人は「面倒な事」に対するスタミナが異常に高いのでしょう。おそらくデスクも整理整頓がされていて、家もそこそこ綺麗だったりするんでしょう。

 

そういった意味で著者の、「若い時の雑用は買ってでもせよ」というのは目から鱗でした。若いうちから雑用やって脳を鍛えておかないと年取ってからじゃ遅いよ!って事ですね。

 

他にも思わず膝を叩くような知識がたくさんある本なので非常におすすめです。

 

<この本をうけ実践する事>

・毎日決まった時間に寝て起きる

・コツコツと掃除、整理整頓を心掛ける(脳トレと思って)

・作業をするときは制限時間を決めてやる