久々のオペラ記事です(^◇^;)


プッチーニ作曲の『西部の娘』、実は結構好きなんです(^^)


それこそミラノまで聴きに行こうと計画したぐらい




思い出します。


初めてのイタリア一人旅。



さて、この好きな作品なのですが、最近車の中で聴いているのですが




ミラノ・スカラ座、


ザンピエーリ、ドミンゴ、ポンス


指揮マーゼル


この演奏が今まで最も好きでした。



が、しかし!!



SNSでとあるテノール歌手がアップしていた『西部の娘』を聴くと


無茶苦茶美しい!!



なんだこの演奏は!?





YouTubeで発見しました。


左にいるマルセロ アルバレス


そう彼ならいい演奏するはず


6年前、ミラノ行きを決意したのは


彼がジョンソンを歌う予定だったからなのです。


しかし、体調不良による降板のため当日聴いたのは、ロベルト アローニカ。


今度、『ドン・カルロ』で日本に来日するようですが


お勧めできません✖️


華がありません。


ミラノで聞いた『西部の娘』では歌い切るのがやっとで、何も印象に残りませんでした。


観客の反応もかなり微妙でした。


少し話は逸れましたが💦


アルバレスだったら・・・


元々、自分の好みの声だし、高音の安定感に、歌い回しが丁寧です。




ちょっと演技がやり過ぎな所は否めないのですが(^◇^;)


現在、最高なテノール歌手の1人。


以前、メトロポリタンオペラでカウフマンが同役を歌っていたのですが、アリアは素晴らしかったのですが、二重唱がイマイチでした。


自分は、この『西部の娘』で推しなのが、二重唱なんですが


極めて難易度が高いと思います。


2人でデュエットするというものではなく、ただの会話なのです。


しかし、その会話が何とも彩り豊かで甘く美しく、そして切なさが滲み出る、プッチーニにしかできない曲芸があるのです。


これまでドミンゴのテクニックでしか感動することはありませんでしたが


アルバレスです。


そして、オケはベルリン・フィル。


これにビックリしました。


オケの旨さはありますが、ここまでプッチーニらしさを表現されていることに驚愕。


指揮者を見て納得。


パッパーノでした。


彼の指揮は、時に早く、時に引っ張って聴かせてくれる


正に自分好みの指揮者なんです。


また、ミニー役カンペ!?

→kampe 


彼女の声がミニーに相応わしい。


ミニーは逞しさはあるけど、一方で可憐な少女である一面もあります。


この役を歌い切るには、声の強さが求められるため

、大人っぽい声で“可憐さ”に欠けてしまいます。


なんて素晴らしいマッチングなのだろうか。


欲しい。


CDが出ているなら


疲れた時は、この二重唱を聴きたい。



が、しかし!!


調べても動画はあるものの、CDは出ていないようでした。


アルバレスの演奏ってあまりCD化されていないんですよね💦


もし発売されたら、即ポチるのですが(>_<)



とても嬉しい日でもあり、とても切ない日となりました。



それでも諦めず、この演奏の音源を求め続けたいと思います。