まだ振り返るには早い時期だけど、今思ってることがあります。


フリスビーやっててよかったなって。いつも思ってたけど、いま、本気で思います。



(はいはい、もうわかったよーって人はこの日記スルーしてください(笑))





留学の初めの頃は友達もなかなかできなくて、英語もできなくて、居場所がなくて寂しかったんだけど、全部フリスビーが解決してくれた。


友達できなーい・・・って悩んで部屋で寂しく過ごしていたとき、偶然にもフリスビーチームが開いてたThrowing講座みたいなイベントを見つけた。勇気を出して1人で行ってみた。


みんな初心者かと思いきや、体験に来てた他の子たち、すでにうまく投げれる子ばかり。私が投げると、とんでもない方向に飛んでいく。絶対にまっすぐ飛ばない。投げるたびに「Sorry」を連発してた。でも、フリスビーを投げるだけなら英語ができなくてもできるんじゃない?!って思って、このチームに入ろうと思った。このときまだ「Ultimate Frisbee」が何なのか全く知らなかった。ただフリスビーを投げてキャッチするだけのスポーツかと思ってた。


練習に行くようになって初めてUltimate Frisbeeがどんなスポーツなのか知った。投げてキャッチするだけじゃない。ラグビーみたいに、Offenseのフォーメーション、defenseのフォーメーションがあって、ルールも難しい。「英語ができなくてもできるんじゃない?!」っていうのは完全に間違いだった。


でも、チームメートは私が英語できないのを理解してくれて、全体に説明した後で私にもう1度ゆっくり説明してくれたり、会話についていけない私に話をふってくれたりした。こうして練習に行くのが楽しみになった。


でも、どんなに練習を続けても、フリスビー、なかなかうまくならなかった。英語もなかなかうまくうまくならなかった。チームメートの会話にも自分から入れなかった。練習に行くと「なんで私こんなにダメなの?」って自己嫌悪に陥ることもよくあった。そのかわりちょっと褒めてもらえたりうまく会話できた日は超Happyだった。


先学期は勉強がうまくいかなかったりその他にも悩むこと、ストレスに押しつぶされそうなことがいっぱいあったんだけど、どんなにブルーでもフリスビーをすると気分が晴れた。どんなときもフリスビーに助けられてた。


フリスビーやってなかったら私の留学生活どんなだったんだろう?ってよく考える。想像できない。あの、ひとりで寂しく部屋にいたとき、勇気を出してフリスビーのイベントに顔を出してみて良かった。あそこから全てが変わったんだ。


私のフリスビーと英語は同じペースで進歩した。最初の3カ月くらいはちっとも変化がなくて苦しんだ。フリスビーにも英語にも常に劣等感がつきまとった。ちょっと投げれるようになってきたと思ったとき、英語も少ししゃべれるようになっていた。チームメートからたくさんのスラングを学んだ。


そして、精神的な面でもフリスビーが私を変えてくれた。先週末のSectionalsの後、私はもう次のRegionalsの試合には出してもらえないと思ってた。強豪が集まる大会だから。でも、火曜日の練習のときに気の持ち方が180度変わった。その日練習に来た時点では、「控え選手として主力選手に万が一のことがあったときのために練習しておこう」くらいのネガティブなモチベーションだったのに、練習中にふと「今へたならあと2週間ベストを尽くして、試合に出してもらえるくらいにうまくなればいいじゃん!!It's not impossible!!」ってポジティブなモチベーションに変わった。この気持ちの変化は、すぐに自分のField上での動きに表れた。突然、Offenseでうまく動けるようになり、パスも前より回してもらえるようになった。Defenseでは絶対に相手にディスクを触らせない!っていう気合いで臨んで堅くガードしたら本当に相手はディスクに触れなかった。この体験から自分の身体全体で学んだ・・・




「劣等感は何のプラスにもならない」