今日は乳腺外来を受診した日の事についてです。
子供たちを送り出し、いつもと変わりない朝。
でも私は不安な気持ちでいっぱい
朝9時、母と一緒に病院へ。
誰かと一緒にいると、しっかりしようという気持ちが強くなるのは
心配かけてはいけないという気持ちからなのでしょうか?
自分の気持ちに蓋をして、呼ばれるのを待ちました。
診察室に入ると白髪の優しそうな顔のおじいちゃん先生が座っていて
その顔はどことなく亡くなった祖父に似ていました。
何となくですが、その時に私は先生にお任せしようと思いました。
内科で渡されたデータを先生に渡すと、それを見ながら説明してくれました。
ずいぶん前の話なので何と言われたかはっきり覚えていませんが
先生は「これは99%乳がんです」と。
それを聞いた私は動揺することなく、やっぱりと思ったのですが、
先生にはそう見えていなかったのかもしれません。
しこりの大きさ1.3cmと内科のデータで書かれていたので、
部分切除でも大丈夫かもと。
ただしっかりと検査をしないとわからないので、
大学病院に来て検査をする様に言われました。
あ〜、やっぱり夢ではなく現実なんだ・・・
私は乳がんなんだ・・・
私は病気を受け入れるしかない・・・
あとは治療して元気になるしかない・・・
そう思うのにどのくらいの時間がかかったのかは覚えていませんが
人に話す事によって、現実として考えられる様になった気がします。
家族以外は職場の人と親しい友人にだけ報告。
その頃の私はまだ子供の学校関係との付き合いが残っていたので憂鬱でした。
どんな治療方針になるかは検査次第だけど
髪の毛なくなっちゃう
そんな事を思いました。
そして手術するなら、私はなるべく早い方がいいと希望。
できれば子供が夏休みの間。
これが2012年7月19日。
そして7月23日に大学病院で検査。
7月30日に大学病院で説明。
そして手術は8月22日に決定。
何度も現実ではなく悪い夢なのではないかという気持ちの繰り返し。
辛い毎日でした。
何もする事がないと思い出してしまう暗い気持ち。
早く終わってほしい・・・
そんな風に考える様になりました。
今日も私は元気です
「ありがとう」