すごいタイトルだなと思いつつ…
でもまさか自分がこんな経験をする日がくるとは夢にも思っていなかった一昨日の出来事を少し吐き出させてもらいます。。
6/7の早朝、インターホンの音と玄関をドンドン叩く音で目が覚めました。
起きた瞬間に改めて玄関をドンドン叩く音と「すみません!!!」と言う叫び声に驚きながらも何だろう?と考えるよりも先に飛び起き階段を駆け下りて玄関へ。
後から考えるとその時は5時20分頃だと思います。
玄関を開けると目の前にトイプードルを連れた知らないおばあさんがいて、どうしたのか聞く前におばあさんが後ろを指差して「人が倒れてるの!!呼び掛けてはみたんだけどッッ」とすごく焦った様子で伝えてきました。
それを聞きながら前を見たら、家の駐車場の目の前の道路にうつ伏せで倒れている人がいるのが見えたので、自分でも驚く速度で靴を履きダッシュで駆け寄り背中を叩きながら「おばあちゃん!!?」と呼び掛けると同時に顔を見た瞬間に思ったのが…(え…これ無理じゃん、手遅れじゃん…)でした…。
真っ青な顔と手を置いた背中から微塵も感じない体温…。
おばあちゃんの側にしゃがんで声掛けてから5秒も経たぬうちに救急車を呼ばなきゃ!と思い、またダッシュで家に入り2階の寝室に行きスマホを持ってまたダッシュで戻ろうとしたところで寝起きの悪い夫が「どうした〜?」と←
止まって話してる余裕もなく通りすがりに「人が倒れてる!!!!」とだけ伝えてまた走っておばあちゃんの横に。
ただ…必死過ぎて階段を昇り降りしてた記憶がないです。。
またおばあちゃんの横にきて改めて背中を叩いて顔を見たが、やはり思うのはもうどうにも出来ないだろう。。
夫もおばあちゃんを挟んで私とは反対側にしゃがみフリーズ。。
でもテンパった私がスマホを持って「どっちだっけ?!」(110番か119番です)ときくと冷静に「事件性がないから119番!」と教えてくれ119番通報。
呼出音もなく「はい、救急ですか?消防ですか?」と繋がり、ここからはその時のやり取りを覚えてる限り書きます。
私「救急だと思います!」
救「住所を教えてください」
私「○○の○○です」
救「お名前を教えてください」
私「○○です」
救「確認の為お隣のお家のお名前も教えてください」
私「え、隣ですか?!○○さんと○○さんです」
救「ありがとうございます。状況を教えてください」
私「おばあちゃんがうつ伏せで倒れていて…多分もうダメな感じなんですけど…」
救「反応がないってことですか?呼吸もしてなさそうですか?」
私「そう…ですね。亡くなっていると思います。」
救「大体でいいので何歳くらい方か教えてください」
私「えーっと…80くらいですかね、7.80くらいだと思いますけど…」
救「わかりました。今救急車がそちらに向かってはいますが呼吸がないかどうか仰向けにして確認していただきたいです。出来そうですか?」
私「え…いや本当にもう無理そうなんですけどそれでも仰向けにした方がいいですか…?」
救「そうですね、出来そうであればお願いします」
私「わっかりました…」
右手でスマホを耳に当てながら夫に「仰向けにするからこっち持って!!」といい、上半身を夫に頼み私は左手で足の方をひっくり返しました。
仰向けにして顔を見てやっぱ無理でしょう…と。
私「仰向けにしました…やっぱりダメだと思います…」
救「お腹も全く動いてない感じですかね?」
私「はい…そうですね…」
救「出来れば救急車が来るまでの間、心臓マッサージをしていただきたいんですが出来そうですか?」
私「え…本当にもう無理そうなんですけどやった方がいいんですか…?」
救「そうですね、コロナもあるので人工呼吸はやらずに心臓マッサージをお願いしたいです。コロナもありますのでどうしても嫌であれば無理はしなくていいですが出来たらお願いしたいです。」
私「やったこともないんですけど…やった方がいいですか…?」
救「はい、出来たらお願いします。まず横に膝をついていただいて乳首と乳首の間くらいに肘を伸ばして手のひらを当てていただきもう片方の手をその上に、そのまま5cm程沈むようにやっていただけたら助かります。」
私「は…い、わかりました、やってみます」
救「ありがとうございます。もうすぐ救急車が到着しますのでお待ちください」
私「わかりました」
このやり取りをしている間、私達をたたき起こした第一発見者のおばあさんは遠巻きに見ているだけ…
2軒隣の老夫婦も気付いて出てきてくれたもののおじいさんが「連絡はした?」と遠くから聞いてきただけでやはり遠巻きに見ているだけ…
怖いのはわかるよ、私だって怖くて怖くてどうにかなりそうなとこ、なんであれこれ動けているのかわからないくらいだもの。
でもせめて近くにきてくれよ…とすごく思いました。
まぁそれはさておき…
電話を切り、人生で初めての心臓マッサージをはじめました。
心臓マッサージはかなりの力でやらなきゃ意味が無いというにわか情報だけあったのですごく体重をかけてやり始めてわりとすぐに「バキッ」と音が…泣
一瞬怯んで「やっ、今バキッていった!折れちゃったのかな?!怖い怖い」と言いつつも心臓マッサージを続けるともう一度「パキッ」と…泣泣泣
これがかなりトラウマになってます…泣
ほんの2分程ですがすごく息が切れてハァハァなってきたのをみて夫が「代わろうか?」と言ってくれて交代。
その直後サイレンの音が聞こえてきて、そりゃもう神が近寄ってきてくれているくらいの感覚になりました…泣
徐々に近寄ってくるサイレン、曲がり角を曲がって救急車が来た時は心底ほっとしました。。
救急車から救急の人が降りてきて代わってくれたので少し離れて状況を見ていると、ほんとにすごい手際の良さで口に当ててシュコシュコするやつと心臓マッサージを始めました。
その間改めて状況を聞かれて答えたりしていると、サイレンの音を聞いた近所の人が続々と集まりだし、同じ組に住んでる消防士の方も出てきてそのおばあちゃんが誰なのかを聞いて回ってくれました。
結局隣の組のおばあちゃんだったことがわかり、自動で心臓マッサージをする機械を取り付けられたおばあちゃんを救急車に乗せて消防車と一緒に去っていきました。
徐々に近所の人達もいなくなり、最初に見付けたおばあさんに「朝早くにごめんなさいね、ほんとにありがとうね。何も出来なくて…」と言われ、「いえいえ、大丈夫ですよ!ありがとうございました」となぜかお礼をいい家で待たせてた子供達も気になるので家に入りました。
履歴をみると119番通報したのが5:30、家に入って座り込んだのが6:00なのでほんの数十分の話だったんですがすごい脱力感…。
娘ズは学校もあるのでとりあえず軽くご飯を食べさせ7:00に学校に送り出し夫も仕事へ。
私は休みだったので息子くんと2人きりなって静かになった家の前をみると鮮明に思い出すさっきまでの状況とおばあちゃんのうつ伏せの姿…真っ青な顔…
どうにも自分の中じゃ消化しきれず実母に電話。
今起きたことを伝えてそこからは何もやる気になれず、息子くんの相手をしながらもずーと頭に過ぎるのは今朝の出来事…
考えずにはいられませんでした…
あそこから蘇生出来たりするのかな…?
やっぱりダメだったのかな…?
ずっとそんなことを考えてあっという間に夕方でご飯を作り娘ズは夕飯を、息子くんに離乳食をあげているとインターホンが。
開けると
「朝早くだったのに色々していただいたみたいで本当にありがとうございました。」と言われ、あのおばあちゃんのご家族だ!と把握。
「いえいえ、本当に何も出来ずに申し訳なかったです…」と言うと
「いや本当に助かりました!ありがとうございます。」と言うのでおばあちゃんがどうなったのか聞きたいが聞いていいものか?と悩んでいるとご家族から
「結局ね、心筋梗塞だったみたいでダメだったんだけど本当に感謝してます。今日は軽くご挨拶をと思ってきたので改めてちゃんとご挨拶に伺わせてもらいますね」と言って帰っていきました。
やっぱりダメだったのか…と思うと同時に、安否が確認出来たのは少しだけスッキリでした。
ただ…私も夫も、暫くはそのことが頭から離れないと思います。。
トラウマといったら響きが悪い気がするけど…家から出て目の前をみるとあの映像がフラッシュバックしますし、仕事をしてても色々思い出してしまってモヤモヤします。。
なかなかある出来事じゃないし、すごく貴重な経験をさせてもらいましたが、もう二度と経験したくないなと思う出来事でした。
きっと今の精神状態も時間が解決してくれるよね…( ´ω` )
今はただただ、おばあちゃんがすごく苦しい思いしてなかったら良いなと思ってます。
以上…かなり衝撃的な内容になってしまいましたが、本当にどこでもいいので吐き出さないと自分の中で消化しきれなくて…すみませんでした( ´ω` )ᐝ
さて、これから新しいバイトも決まったので、2つ掛け持ちになるしいつまでもウダウダせずに気合い入れて頑張ります!!
3人育児も頑張ります!!
でわーん