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侍JETのブログ

知っている人知っている
知らない人はこんにちは

零細弱小企業の社長が書く
ちょっと真面目なブログです

過去の記事は

http://ameblo.jp/aparelsennin/

にあります

併せてご覧いただければ幸いです☆

今年は本当にあっと言う間に一年が過ぎました

中でも息子の誕生と言う喜ばしい出来事が
僕にとっては今年一番のニュースでしょうか

立ち会い出産だったので、友人に
「泣いた?」と聞かれるんですが…
「泣くとこなんてあるのか?」というのが
素直な感想です(笑)

というよりも、最近の風潮というか
「男が簡単に泣く事は許される事なのか?」
と思ってしまいますね~



「男は人前で泣いてはいけない」

古い教育かもしれませんが
少なくとも僕はそう教えられてきました

そしてそれを実践してきたつもりです

涙が出ない訳ではありません
人前では絶対に泣かないだけです

「それが男なんだ」と教えてくれた祖父が
息子の誕生を待たずしてこの夏に亡くなりました

これも今年の大きな出来事です


「もう長くないかもしれない」

父親代わりに僕を育ててくれた祖父の様態の悪化を
祖母から連絡を受け僕は実家に帰省しました

病院にいる祖父は依然と比べて
極端に痩せてはいましたが
意識はしっかりしており、充分に会話できる状態でした

曾孫の誕生を楽しみにしながらも
その時期まで自分が生きられないであろう事を
少しだけ寂しそうに話しているのが印象的でした

そして別れの時…
次に会う事はもうありません

冷たいかもしれませんが、それが商売人家系の性です
何度も帰省する時間とお金があったら
商売を頑張りなさい…我が家の根本的な考え方です

自分を育ててくれた人と二度と会話が出来なくなる
そう思うと涙が出そうになりました
「看取る」とは微妙に違う感覚です

でも我慢です

「男は人前で泣いてはいけない」

そう教えてくれた祖父の前で泣く訳にはいきません

僕の手を力強く握り祖父は言いました

「兄弟仲良くな。嫁さんにも宜しく伝えてくれ。商売頑張れよ。」

僕は言葉がでなくなりました

「ありがとう」…
それだけの言葉を絞りだすのがやっとでした

僕が病室を出るまで手を振ってくれた
僕も最後に笑顔で手を振りました
もう思い残すことはありません
最後に感謝の言葉をキチンと伝えられるなんて
なんて幸せな事なんでしょうか



帰りのタクシーの中で涙が止まりませんでした

誰にも気づかれない様に外を向いていました

人生で一番、我慢する事が難しい涙でした

でも「男は人前では泣いてはいけない」んです
それが祖父の教えでしたから



それから一カ月程経った早朝に
祖父の死を知らせる電話がありました

僕は淡々と帰省の準備をし葬儀に出席しました

不思議と涙は全く出ませんでした

最後の別れをちゃんと出来た事に
自分なりに気持ちの整理が付いていましたし
何より「あと何日生きられますかね~」と
他人事の様に話していた祖父の強さを
祖父に育てられたという証として
自分の中にも刻みたかったのです

僕は貴方の死さえも淡々と乗り越えます

でも忘れないで下さい
貴方が教えてくれた事
貴方がしてくれた事…
僕は自分の息子に伝えます
自分の息子にしてあげます

僕が嬉しかった様に
息子も喜んでくれれば良いんだけど

それが僕の、貴方に対する
最高の親孝行だと思っています

そうする事で人は永遠に生きられるのだと思います

貴方を知らない息子の中にも
貴方の存在をちゃんと残して行きたいと僕は考えます


最後に曾孫を見せてあげれなくて
本当にごめんなさい
こんなに悔しい事はありませんでした
ちくしょう




今年は本当に色んな事がありました

唐突ですが…子供って良いもんですね(笑)

大人になって、こんなに笑う事ってないんじゃない?
って位、毎日笑って暮らしています



来年も実り多き一年であります様に