「やっぱり...何が足りないんでしょうね、やっぱり」
試合後、西野(前)監督はインタビューでそう語った。悔しげな表情をして言葉が出ず、呆然としている指揮官を見て、これがワールドカップなんだ...と思うしかなかった。無理もない。最後の最後であんなドラマが待っていたなんて一体誰が予想しただろうか。
何よりこの西野さんのコメントが印象的だった。“何が足りないんでしょうね”この一言には今の日本サッカーの全てが含まれていると感じた。2−0から一気に3点取られて負けたわけだが、試合運びが出来なかったというのが全てだろう。これが強豪国ならどうしていたか、フランスやブラジル、スペインであれば、2点リードしていたらどうしていたか。おそらくそのまま持っていくだろう。つまりそのまま試合を終わらせることができるのだ。仮に失点しても、これ以上は取られまいと1つ1つのプレーに注意してプレーするだろう。逆にチャンスがあれば、絶対に決めきる。上手い試合運びが出来るものが強豪国といわれるものだ。日本はまだ上手い試合運びが出来ない。そういう力がまだ無いということだ。相手がサウジアラビアや韓国といったアジア国であればまだしも、FIFAランク3位(当時)でスターしかいないベルギーが相手となると難しいのも致し方ないと思う。だがW杯で上位に行くためにはこういった相手を倒して行く以外方法はない。W杯に出場している国は日本よりもレベルは断然上な訳で、上に行けば行くほどさらに強くなっていくのは当たり前のことだ。そのためにも今回のベルギー戦は悔しさも以上に学ぶべきところがあった、そういう試合であったのではないか。
