近年、欧米の心理学では、こうした深刻な出来事で受けたダメージから“回復する心の力”のことを「リジリエンシー」と呼んでいます。物理学では「弾性」などと訳されたりする言葉です。押さえつけられたバネが、自らの弾性の力で押し返して元に戻るように、心には逆境をはね返す力が備わっているというのです。
私は、どうすれば子どもがいじめや登校拒否などの問題から立ち直ることができるのかを、長年探ってきました。
そうしたなかで、このリジリエンシーに注目するようになったのです。


東京学芸大学 名誉教授 深谷和子さん
インタビュー 参照
家庭内での虐待や学校でのいじめ、親の育児放棄などで強いストレスを受け続ける子供がいる。普通なら、心が屈折したり、不登校になったりしてもおかしくはない。ところが、そんな逆境にあっても、立ち直る子供がいる。そうした子どもたちは、傾いた船が元に戻れるような「リジリエンシー(心の回復力)」を備えているのではないか。そうした心理学の研究が今、注目を集めている。

このリジリエンシーの考え方は、何も深刻な悩みを抱えた子どもに限られたものではない。今のところ特に問題はなくても、将来、起こりうるさまざまな障害や問題を乗り越えるうえで、リジリエンシーは大きなカギを握っているのではないか。児童臨床心理学者の深谷和子さんに話をうかがった。


心の力には個人差が
深谷さんがリジリエンシー(心の回復力)に注目するようになったきっかけは、何だったのでしょうか?

深谷
私の教え子で、精神医療に携わる専門家がいます。その人の研究によると、子供時代に受けたいじめの影響で、成人になっても対人関係の障害を引き起こし、精神科に通い続ける人が少なくないということを聞いたのです。

その一方で、いじめでダメージを受けても、その心の傷から立ち直る人が、ある割合でいることも分かりました。例えば、8年前、私の研究グループが11大学生を対象に行った調査があります。子供時代にいじめにあった人に、いじめからどう影響を受けたのかを質問しました。「マイナスの方が多い」が25%、「半々」が40%、「プラスの方が多い」が35%でした。

これは、大学進学者というある程度恵まれたグループのデータということで、割り引いて考える必要はあります。それでも、いじめで受けた心の傷から回復したり、いじめをバネに大きく飛躍したりした人が、かなりいたのです。むろん、いじめは絶対的に悪いことは言うまでもありませんが。



東京学芸大学 名誉教授 深谷和子さん
インタビュー 参照
こんばんは!
突然ですが、今月から、アメブロの児童虐待専門カウンセラー@廣渡麗子さんの団体に入って、虐待防止活動をすることに決めました!!
勝手にめっちゃ燃えてます!!

久しぶりに、ブログを更新します!しばらくは、『くじけない心をどう育てるのか?』について、書きます!
良かったら読んでみて下さいm(_ _)m