歩きやすいパンプスを選ぶために必要なこと | 歩きやすいカスタムスニーカーから体づくりを始める東京人形町の靴店

歩きやすいカスタムスニーカーから体づくりを始める東京人形町の靴店

アンド・ステディは浅草靴メーカー直営、東京人形町・大阪梅田・福岡天神の3直営店を展開するオーダーメイド靴サロン。体を整えるツールとして靴を活用し、外反母趾、足裏タコ、むくみ、O脚、浮き指を改善し、靴に悩む女性たちに寄り添います。パートナーサロンは全国16店舗

先日お客さまからお電話をいただきました。

「ノリコさん、先日はありがとうございました~
今日、シューズセラピーをしてもらえる靴を探しに来ています。
先日のフットカウンセリングで足長238ミリで左右差なしと言われたので、
24センチの靴を試したんですけど、、、
とても大きいんです。
23センチの靴がピッタリなんですよ~
どっちを選べばいいですか?」

靴選びにはいろいろな落とし穴があります。
その中でも大きいのが
「表記と実寸は異なっている可能性が高い」
ということです。
例えば、23EEという表記の靴なのに、足長238㎝でもちょうどよかったり、
24.5㎝という表記の靴なのに、足長238㎝でもちょうどよかったり。
つまり、履いてみて実際にフィッティングを確かめなくては、
足に合う靴を選べる可能性が非常に低くなってしまう、ということ。
特にスニーカータイプは大きめにつくられている傾向が高いですから、
必ず試し履きするようにしてくださいね。

一応JIS規格ってものもあるのですが、
「この木型は本当にJIS規格通りなのか?」
「この靴は本当にJIS規格通りなのか?」
とひとつひとつの靴に対して、
どこかで、誰かが、チェックする、そうゆう機関があるわけではないのです。
残念ながら、JIS規格はいろんな意味で、
ほぼ機能してないと見ていいんじゃないかと思ってます。
もちろん良心的な靴づくりを行っているメーカーがほとんですけれども、
靴メーカーごとの基準が違っている
と考えた方がいいかもしれませんね。

靴の表記ってとってもいい加減!
ということを是非覚えておいてくださいね。

先日もお客さまが持ち込まれた靴なのですが、
某有名靴店の細身ラインで、24.0C表記のものを試しました。

ここで、
ワイズって?
このアルファベットって?
という方のために・・・
ワイズというのは足の親指と小指の関節あたりをぐるっと計った足囲のこと。
ワイズは大きくなるにつれて、
A、B、C、D、E、EE、EEEというようにアルファベットで表記します。
市場に出回っているのはEが一番多いかな~
でも最近は足の細い方、CやDの方が増えているという印象です。

ここで先ほどの靴を振り返りますと、
24.0C表記を敢えてしているにも関わらず、
明らかにうちのつくった靴(24.0D)の方が細い!(笑)
実際に計ってみましたが、
見た目だけでなく、ワイズも、足囲も実寸が細い。
「これ、ノーマルワイズの木型を使ってつくってません?」
と思わず突っ込みたくなります。
「足の細い方向け」
と謳っていてこれでは、
あまりに誠実さに欠ける対応と言わざるを得ませんね。

足トラブルはこの「ワイズがフィットしてない」ことが原因になることが多いです。
ですから、自分の足に合う木型を持つ靴メーカーさんを覚えておいて、
シーズンごとにデザイン替えした同じ木型の靴をゲットできたら、
ベターなんじゃないかと思います。
うちで運営しているル・シュシュジュエのお客さまは皆さん、そんな感じ。
木型の種類が少なくて、革や素材を替えて展開しているから、
足に合うという安心感があるようです。

歩きやすいパンプスを選ぶには、試し履きが大切です。
足が痛くないパンプスを選ぶには、試し履きが大切です。
・・・ちょっとしつこいくらいに(笑)

試し履きをするにしても、
自分の足の正しいサイズがわからなくては基準すらない状態ですから、
これまた、靴が合いにくい、という現象も起こりやすいわけですね。

まず、ご自分の足のサイズとワイズを把握してから
靴屋さんに行くことをおススメします(・∀・)