親友Hと 小1時間で大病院に到着し 警備員受付や総合受付を通って なんとか親友Kがいる5階迄たどり着き 横たわっているであろう病室に向かうと 廊下を 骨皮 筋衛門 がゆっくりと ゆっくりと歩いていた ショック ショック ショック
サプライズだったので ワシ達に気づいて 超ビックリ顔してたな
面会室で 3年前に摘出した胃(十二指腸が白い癌で塞がっている!!)の画像を見せてもらったり 会社の話や 遺産の話とかをしている内に 病院の近所で店を出している親友Kの弟が来た
小学生の頃や中学の頃 共に野球をやっていたから グローブをあげたり練習ノートを見せたり 可愛がっていたのを思い出す
大成長してゴリラみたいなおっさんになっちまっていた
LINE友達追加したけど プロフィール画像は 本物のゴリラだった
親友Kは嬉しそうで楽しそうだけど あまり長時間いても 疲れさせてしまう
4人で病院の出口まで出て 弟がカメラマンとなり 記念撮影(涙)
親友Kは病室まで戻り それを見届けた弟はポツリと呟いた
「作務衣坊主さんも Hさんも お気づきだとは思いますが 兄貴 年内 モつか モたないかです ホントは今回のでダメだと思ってましたけど このまま緩和ケアいきだと思ってましたけど 奇跡です 腰が痛いっていってるのも尿管に癌です お腹中 癌だらけ 播種(はしゅ)というやつです ホントは手術当時 先生に『手術して1年モつかな?』今になって『3年もなんて100人いて3人いるかいないかだよ』って言われてたんです すいません...
」
「終末期の医療麻薬でナルサスっていう名前の薬を飲んでナントカ痛みに耐えてる感じです 処方も凄い厳しいです」
親友Hと涙をこらえながら ワシがハンドル握って帰ってきた🚙
明日 退院だけど 独りじゃ生活できないよ!
2001年8月11日 中央高速下り
