いじめによる自殺を防ぎたい気持ちを詩にしました。「西遊記って、知ってますよね?」
2人の小学生の子供を持つ親として、いじめによる自殺を防ぎたい気持ちを詩にしました。
以下は本文です。
「西遊記って、知ってますよね?」
乱暴者、だけど逞しい孫悟空。
無関心、だけど賢い沙悟浄。
怠け者、だけど陽気な猪八戒。
お父さん、お母さん。
お祖父さん、お祖母さん。
お兄さん、お姉さん。
近所の小父さん、小母さん
お爺さん、お婆さん。
お兄さん、お姉さん。
担任の先生、
教頭先生、校長先生。
あなたが三蔵法師です。
声をかけあい、
一人一人の子供達と目を合わせ、
子供の声に耳を傾けてください。
子供の目の高さでも周りを見てください。
時には、ぎゅっと抱きしめて、
体の温もりを与えてください。
いつも仲間といっしょに遊んでいた、
自分が子供だった日の話をしてください。
やっと採れた柿を取上げた憎いガキ大将でも、
怖い野良犬は先頭にたって追っ払ってくれたこと。
いつもいやみを言っていても、
試験の前には勉強を教えてくれたガリベン君のこと。
掃除をいつもサボっていても、
元気がない自分を思いっきり笑わせてくれたお調子者のこと。
そんな昔話の中で、
子供達に、一人一人の異なる長所を、
気づかせて上げてください。
そして、この天竺への長き旅にとって、
長所の異なりこそが一番大事であることを
教えてあげてください。
~ やわらかな朝日を浴びながら、
ありがたいお経をもらうという目的と、
天竺という目標地点は、
何度もみんなで確かめあおう。
個々が得意な力を発揮して、
心を合わせて、目の前の困難に立ち向かおう。 ~
そうしたら、弱い自分たちでも、
勇気をもって守りあえることに、
気づかせてください。
互いに助け合うことが喜びを生むことを、
肌で感じさせてください。
生き抜くことの喜びを語ってください。
時には、孫悟空を懲らしめたり、
沙悟浄を急き立てたり、
猪八戒を叱ったりすることもあるでしょう。
大きな試練に直面したとき、
三蔵法師が落ち込むこともあるでしょう。
♪ 深い森の暗闇だって、
みんなの灯りで互いを照らせば、
気づかなかった汚れが見える。
自分の気持ちに素直になれば、
小さな体にあふれる悩みも、
みんなで薄めてくれるんだ。 ♪
そうなれば、
幾つもの熱暑の沙漠、
極寒の山脈を乗り越え、
凶悪な魔物たちとの戦いにも、
勝ち抜けることでしょう。
ついには天竺という少年期の卒業にたどり着き、
自分たちの成長こそが本当の財宝(たから)だったと、
知ることでしょう。
そして、翼を得た凛々しい若者たちは、
青年期という新たな旅に、
あなたの下から、
飛び立って行くでしょう。
2006年11月19日(日)、霜の降りた朝。
20日(月)、秋雨の夜明け前。そして夜明け後。
22日(火)、瞬く北斗七星を仰ぎ見て。そして朝日。
2007年1月4日(木)、晴れ渡った青空の下。
