昨日、 彼と電話で話した。




今は、アラビア半島に位置する国で仕事してる。


4月に彼が出発してから

連絡のないまま3週間がすぎたある日。



私の携帯が鳴った。

見たこともない番号だった。



ドキドキして出ると

彼だった。



電話くれたことが、すごくすごくうれしくて

これで、彼との関係が断たれない、という

安堵感に酔いしれた。




でも、電話代が高い。


安くするために国際電話カードとか

探せばあるのは承知だけど


彼とは連絡をあまりとらない方がいいからと

自分自身に言い聞かせた。



それから月1~2回、10分程度の会話をするようになった。





でも、先週、ついにテレカを買ってしまった。

携帯から直接かけるより

何倍も何十倍も安いテレカを買って


彼と5ヵ月ぶりに30分

話した。



元気そうで安心したけど

今、ラマダンの真っ最中。


体が心配。



声を聞くと、お互いを想う気持ちは何も変わってないことを

思い知る。



インドネシアを出発する前は電話口で冷たかった彼も

私に甘えるようなことを言ってくる。



やっぱりウソだったんだね、と

去年の冬から苦しめられた彼の言動を思い出す。



こっちが本当の彼なんだ。

日本で過ごした時の彼と同じ。

そう確信する。





会いたい。





会いたくて会いたくて

涙がでる。





びっくりするパパママと私とそして彼。



こんなに気分悪くて頭痛くて

って訴えてるのに

話し合いが始まった。


はるばる日本から来てくれた私が

体調不良になってどうしていいかわからない

と、パパに言われる。


インドネシアのコだったら

薬を飲ませればいいと分かるけど

日本人だから

同じ薬を飲ませていいものか

分からないし


どうすればいいのか。。。



と、体調悪くて

座ってるのもやっとな状態の私の前で

パパが語る。


っていうか、今は、ベッドに横にならせてください!

って声を大にして言いたいけれど

しばらくこの話し合いは続いた。



ようやく解放されて、ベッドに横になったら

すぐに睡魔に襲われ

眠りにつく。


夜中もやっぱり吐き気で目が覚めたりしたけど

どうにか朝までがんばった。





朝になって

彼が様子を見にきてくれたけど

またまた嘔吐。



熱もある。

38度6分。

あいやー。


疲れが出たのか。



今日は1日どこにも行かずに安静にすることにする。



でも、ボロブドゥール(ジャワ島中部にある世界遺産)

には行きたい。


そう訴えると、彼がバスのチケットを調べに

近くの町まで行ってくれる。


その間も、ずーっとひたすら部屋から出ずに

寝ていた。



涙が止まらない私を横目に

話は次々と進んでいるらしく


結果的に

私が300000ルピア(約3000円)支払うことで

和解にするという。


ここでまた、なんで?なんのお金?

と疑問がたくさんあったけど


彼に、

ここは黙ってお金だけ出して!

と言われ


これ以上もめるのも嫌だし

一刻も早くここから抜け出したかったから

言われるままにお金を払う。



結局、彼はこれが何のお金だったのか

教えてくれないままだった。


なんとなく感づいていたけれど

私もそれを口にしないままだった。




そして、無事帰宅。





クタクタだった。

しばらく1人になりたかった。


部屋に戻って、ベッドに横になる。




バンドゥンの友達宅から帰宅して

すぐにこの騒動。


全部解決した頃には夜22時を回っていた。


長い長い1日だった。





ベッドに横になってウトウト。

しばらくして、ものすごい吐き気に襲われ

目が覚める。




嘔吐。


最悪。

あまりに気分が悪くて涙があふれる。



まだそれほど遅い時間でもなかったから

彼を呼ぶ。



ママやパパも来た。

相当びっくりしてる。


どうしたらいいのか、ってものすごい困惑してるのが

ひしひしと伝わってくる。