2.26事件

昭和十一年 二月二十六日 未明

二十数名の青年将校及び、

彼らの想いに共鳴せし民間人、千五百名余の下士官を率いて、

腐敗甚だしい政府要人、権力者等に天誅を加えて、

「維新政府」樹立しようとした事件で有る。

此れクーデターに有らず、

彼等は、

「昭和維新」を成就する為の「前哨戦」であったと。

「然らば余等は、如何なる名称を欲するか、と云えば義軍事件と云う名称を欲する

否、欲するではない、事件そのものが義軍の義挙なる故に、義軍事件の名称が最もフサワシイのだ。」

元一等主計【大尉】磯辺浅一 獄中手記より。





義軍事件に散りし真の国士の御冥福を御祈念申し上げます。

合掌。