俺はどこへいくのか、 戻ることのない時間を追いかけて

ブログなんか書いたってこの世が変わるとでも?



ロサンゼルスの崩れそうな、まっ赤なペンキ塗りたてのバーガーショップに入ると

浅黒いメキシカンたちが仏頂面でおれを眺めた

「やばい?」

イイカゲンの美学を窓に描かれたpopに感じる

「このセットくれる?」

「2ドル99セント」

16の夏、学校休んでひとりでオランダに。そのころは英語も覚えたてで、スーパーでの買い物も冒険だったな。釣銭1セントくれなかったとき、誤魔化されたと勘違いして「1セントプリーズ!」って怒ったっけな、馬鹿みたいに(後で知ったが、5セントより少ない単位はカットされるのだった)

「Keep the change」

「Thanks !」

彼らの店は居心地がいい
なんだかずっとここにいたい

しばらくすると若いのにおっさんくさい男がテーブルまでバーガーセットを運んでくれた

「Thanks」

さっきの緊張感はなんだったんだろう

そしてこの得体の知れないデタラメな安堵感

ここに生きていることが嬉しかった

青春のひととき