さて、お盆休み前の作業でしたが、遅れてご報告させていただきます。

 

長崎県島原市より、ご依頼いただきました、2008年モデル ゴルフ5ヴァリアントくん(走行距離12万6千キロ)の継続車検時の作業報告です。

 

 

因みに、当該ゴルフヴァリアントくんは当店でポロご購入のオーナー様が以前からご所有の車両になりますが、当店では今回初めてのメンテナンスとなります。

 

 

中古車(他店)でのご購入という事でしたので、基本的な部分から慎重に進めていきます。

 

 

 

 

まずは継続車検用の足回り点検なのですが、、、

 

 

のっけから社外ドライブシャフトブーツが装着されていて、、、右フック~

 

 

 

 

助手席側も社外ドライブシャフトブーツ~

 

しかも大量のグリース漏れ発生中。

 

左フック~

 

 

 

フォルクスワーゲン車に社外ブーツ使用したら絶対にダメです。

 

 

 

 

遅かれ早かれ、絶対こうなります。

 

 

もう少しでジョイントアッセンブリー交換でしたね。

 

 

オーナーさんが全然悪くないのに、劣悪部品を選択した整備業者のせいで、追加修理(関連部位に関する)が1~2年以内に発生し、更に5万円前後のメンテナンス費用が掛かるケースを山と見てきました。(そもそもの原因を車両オーナーさんが全く気が付かないケースが非常に多い訳ですが、、)

 

 

 

絶対に絶対に、修理業者は選びましょうね。

 

 

 

 

当店では、必ずVW純正部品使用です。

 

 

 

 

しかもカシメ専用ツールの使用も絶対です。

(実は新車Dさんも専用ツールを持たないケースが非常に多いという驚愕の事実、、、新車Dさんであっても営業所(拠点)を選びましょうね)

 

 

 

続いて、同時ご依頼の足周りリフレッシュ。

 

 

「お任せします」とのことでしたので、良品中古を使用して、総額予算内に収めます。

 

 

 

 

フロント完成。

 

 

 

 

ショックアブソーバー及びスプリングは中古使用しても、走行距離12万キロ越えの車両ですので、定番のボールベアリング及びストラットマウンティングは新品で交換します。

 

 

現在、ステアリング作動時に「ココココッ」という異音は発生しておりませんが、この部分は予防メンテナンスの意味合いとしてマストです。

 

 

 

 

リア足回りもショックアブソーバー及びスプリングを中古交換。

 

 

 

 

 

リアは敢えてブッシュ類の交換は見送りです。

(異音発生のケースが少ないのと、万が一でも交換作業の工数が少ない為です。)

 

 

 

 

 

では、いつもの継続車検時に作業へと移りますよ。

 

 

まずは、作業前のフロント足周り。

 

 

 

 

作業前のフロントブレーキ周辺。

 

 

 

 

 

作業前のリア足周り。

 

 

 

 

作業前のリアブレーキ周辺。

 

 

 

 

 

ブレーキ関連部品を取り外して、、、

 

 

 

 

 

高圧洗浄機で洗います。

 

 

特にゴルフ5以降のモデルはリアのタイヤカバーが布製ですので、泥や汚れをかなり咬み込んでます。

 

 

 

 

2年毎の車検時はもちろん、積極的に1年点検を受検して、定期的に汚れを洗い流しましょうね。

(もちろん1年点検及び2年継続車検で「足周り洗浄」のメニューを用意している工場と付き合うことが前提です。最近はホンダ系以外の新車Dさんでは、殆ど高圧洗浄機での足周り洗浄は実施されていない様ですが、、、一般の修理工場では、いわずもがな、、、)

 

 

 

皆さんも定期的にお気に入りの運動靴洗うでしょ?

 

 

なんで、愛車の足周りはドロドロでも平気なの?(しかも故障に繋がります。)

 

 

 

かなり洗って、やっとスッキリしました。

 

 

 

 

泥汚れやブレーキダストの汚れを定期的に洗い流すことで、ABSスピードセンサーの動作環境を整えたり、ブレーキ鳴きの予防を兼ねたり、、、

 

 

結果的に、後々の車両の維持費(修理代)に大きく差が出ること繋がってます。

 

 

 

 

さて、取り外したブレーキ関連部品も、、、

 

 

 

 

 

清掃します。

 

 

 

 

 

ダストやグリースを取り除きます。

 

 

 

 

 

洗浄後。

 

 

 

 

 

前後のスライドピンの清掃により、ブレーキパッドの片減りを予防。

 

 

 

 

リテーナーシムは本来ブレーキ鳴き予防の部品。

 

 

しかし定期的な清掃を怠ると、かえってブレーキ鳴きの原因になります。

 

 

 

 

清掃後のフロントブレーキパッド。

 

 

再取り付けです。

 

 

 

リアブレーキパッドは残量不足の為、新品部品に交換です。

 

 

 

 

 

作業前のリアブレーキキャリパーの内側。

 

 

 

 

作業後は、こうなります。

 

 

鳴き止め用のグリースを3種類使用して組み上げてます。

 

 

 

 

 

作業後のフロントブレーキ周辺。

 

 

 

 

作業後のフロント足周り。

 

 

 

 

作業後のリアブレーキ周辺。

 

 

 

 

作業後のリア足周り。

 

 

 

 

 

続いて、ブレーキオイルはワコーズBF4を使用してます。

 

 

 

 

 

交換。

 

 

 

 

 

 

取り外したホイールボルトも、、、

 

 

 

 

 

1本づつ磨いて錆を落としてます。

 

 

 

 

 

ハブ周辺にスレッドコンパウンドを塗布。

 

これにより、ハブをホイールの錆による固着を予防します。

 

 

実施に錆で固着した、ホイールを取り外したことあります?

 

工具がなければまず普通の人間では取り外すことは不可能です。

 

 

腕相撲の世界では「体重は力」という格言がありますが、100キロくらいの体重の男性であれば1時間ほどの格闘で取り外すことは可能かもしれません。

 

 

それが嫌なら上記作業をキッチリメニューに取り込んでいる工場に定期的に車両のメンテナンスを出すことをお勧めします。

 

 

くれぐれも「目先の車検代が安いから」といって、自分でユーザー車検受検したり、格安車検やGS系の車検は止めておいたほうが、、、無難です。

 

 

目先では、得した気持ちになるのでしょうが、本来やるべきメンテナンスをタイミング良く実施しなかったツケは、後々高額な修理費用としてあたたの財布に襲いかかってきます。

 

 

そんな実際のケースは、枚挙にいとまがないのです。

 

 

 

 

取り外したホイールの裏側も清掃。

 

 

もちろんこれに意味があります。

 

 

 

 

ホイール取り付けの際にもトルクレンチを使用して規定トルクにて締め付け。

 

 

このトルクレンチを店舗で持っていない新車Dさんがめちゃくちゃ多いって知ってます?

(特に、やっちゃえ永ちゃん系は悲惨な状況だそうで、、、)

 

 

 

 

 

タイヤの空気圧も点検~補充。

 

 

因みに、この作業はエンジンオイル交換時も実施してます。

 

 

 

トランク内のテンパータイヤ(予備タイヤ)の空気圧も点検~

 

 

 

 

 

 

補充です。

 

 

この作業も定期的に実施しましょうね。

 

 

イザ、パンクって非常事態に「予備タイヤに空気が入ってません」ってな状況を想像してみてください。

 

 

「この前、車検受けたばかりなのに、、、」って後悔しても後の祭り。

 

 

でもね、よ~く考えて御覧なさい、クルマのメンテナンス先を選択しているのは、他の誰でもない車両のオーナーである、あなた自身なのです。

 

 

こんなに情報が溢れている現代社会において、いまだに正しい情報を見出せない、、、所謂自業自得なのです。

 

 

 

 

 

さて、今日はたっぷり時間が有る中でブログ書いているから、愚痴多目ですが、、、

 

 

気を取り直して、エンジンルーム内に移ります。

 

 

長期預かりになってしまいましたので、バッテリーは良品にサービスで交換してます。

 

 

もちろん初期充電実施。

 

 

 

 

ターミナルにも気の効いたモノを塗布。

 

 

 

 

 

バッチリです。

 

 

因みに、当店ではバッテリーメンテナンスには力を入れています。

 

 

 

如何に、固体の寿命を延ばすか?

 

如何に、バッテリー上がり前に予防交換を絶妙なタイミングでご提案できるか?

 

如何に、コストパフォーマンスに優れた製品をご提案できるか?

 

如何に、交換作業時に全方向に気を使った交換作業が実施できるか?

 

 

などなど。

 

 

インターネットで誰でも安価でバッテリー自体を手にできる時代だからこそ、総合的な「バッテリー交換作業における価値」を高めていってます。

 

 

 

バッテリー交換って、ただ製品をポンと交換するだけではない、ということを是非知っていてください。

 

 

 

 

エアーフィルターは交換ですね。

 

 

 

 

クリーナーも外して清掃します。

 

 

 

 

 

しかし、、、、

 

 

社外キセノン(HID)のバラストがクリーナーの本体横に貼り付けてありました、、、

 

 

 

 

 

ひとに聞かれたらドン引きするような悪態をつきながら、できる限り最良の場所へお導きしております。

 

 

もう、あちきの目の前に出てくるんじゃぁ~ないよ。

 

 

 

 

 

取り外したモノは、基本的に全部清掃。

 

 

 

 

 

オーナーさんが見ない場所でも綺麗にする。

 

 

それは、当たり前だのクラッカー。

 

 

 

 

 

見えない箇所だから、バッタもんの社外品、、、

 

 

見えない箇所でも一流品。

 

 

 

上記は自動車業界全体の9割ほど。(各種出入り業者さんが言っているからほぼ間違いない)

 

 

自動車業界に善人は約1割しかいません。

 

 

あなたの行きつけは、どっちかな?

 

 

 

 

 

この部品の交換が何を意味するのか?

 

 

もうお分かりですね。

 

 

 

カバーすると何がなんだか分からなくなっちゃうのですが、、、

 

 

 

決して、お店のスタッフの愛想の良さくらいで、騙されないように、、、

 

 

 

 

定番のワコーズ クーラントブースター注入。

 


注入効果は、、、

〇冷却水の防錆・防食・消泡性能を復活

です。

 

 

結果的にクーラントシステムを安定させ、オーバーヒート予防にも繋がります。

 

 

 

 

続いて、ワコーズフューエルワン注入。

 

注入効果は、、、

〇燃焼効率の向上

〇排ガスのクリーン化

〇燃料系の防錆

〇インジェクターノズルの清掃

です。

 

 

このフューエルワンの注入効果は複数ありますが、インジェクションの動作環境改善が非常に効果的です。

 

結果、アクセルレスポンスの改善~燃費の向上へと繋がります。

 

 

 

 

エンジンオイル漏れが多めでしたので、エンジンオイル交換時にワコーズ エンジンパワーシールドを注入。

 

 

 

 

 

注入効果ですが、、、

 

 

オイル上がり、オイル下がり、オイル漏れ防止に効きます。

 

 

特に、硬化したシールを膨張させ、オイル漏れ・にじみを防止します。

 

 

 

 

当店ではVW規格504では、モチュールスペシフィック504(100%化学合成油 5W30)を使用してオイル交換いたします。

 

 

尚、エンジンオイルに関しては各種30種類ほどストックしておりますので、おクルマの使用環境等でご相談ください。

 

 

また、オイルフィルターはBOSCH製を使用しておます。

 

 

 

 

オイル交換時には、必ず専用機にてサービスリマインダー(サービスナウ)をリセットしてます。

 

 

 

 

 

スパークプラグは交換時期。

 

 

最近はプラグの劣化具合も見切れないメカニックが増えているそうで、、、

 

 

まだまだ使用可能なプラグを「かなり劣化してますね、交換時期です」と嘯いたり、、、

 

 

 

彼らが改心する可能性はほぼ皆無なので、オーナーの皆さんの目利きに掛かってます。

 

 

フォルクスワーゲン車の場合、素人ショップに騙されて高額なメンテナンス費用支払うよりも、予防メンテナンスに必要なタイミングで高品質なモノを投入するのが、結果的におクルマを快適かつ経済的に長持ちさせることに繋がります。

 

 

 

 

 

なんども言います。

 

 

お店選びは、くれぐれもお間違えないように。

 

 

 

 

BOSCH製イリジウムプラグに交換です。

 

 

 

 

 

 

気の利いたモノを塗布。

 

 

例えイリジウムプラグを装着している場合でも、1~2年毎の定期的な点検は必須です。

 

 

この後、「スナップオン エアコンサービスステーションプロ」を実施、更にテスト走行などなど実施。

 

 

お盆前ですが、無事に長崎にてご納車となりました。

 

 

 

 

 

さてさて、今回の作業ご報告ブログ記事ですが、現車オーナー様には関係ないお話ばかりで恐縮です。

 

 

他ユーザー様への注意喚起が多くなり失礼いたしました。

 

 

 

 

 

では、例のメンテナンスは今週末ですね。

 

 

引き続きご遠方からになりますがお気をつけてお越しください。

 

 

どうぞ、お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

【店舗情報】

フォルクスワーゲン専門店 54base 株式会社
住所 福岡市西区生の松原1丁目16-1(今宿交番斜め前)
ご来店前に必ず電話をくださいね  TEL 092-891-6800
mail vw@54base.com 

当店のホームページ   http://www.54base.com/

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