「우리들의 블루스」
豪華キャスト集結でありながら、
フツーに暮らす
済州島の人達に起こりうるお話。
ドラマならではの
劇的な展開があるでもなく、
上手くいく事ばかりではない淡々とした流れが逆に良かったわ~
キム・ヘジャさんとイ・ビョンホンの演技、さすがです!
何ていうか、これやっぱ韓国の俳優って凄いなぁ…と。
日本でこの味出せる人を探す方が大変だわ。
ホンマ毎回号泣したわ!
オクドンにおいてはチュニさんと並んで市場で海藻や干しワラビを仕分けしてる姿。
全てを諦めている瞳で座ってる姿。
優しく犬に話しかけてる姿。
自分ではない誰かの為に石を積む姿。
これまでの人生を浮かべていたであろう木浦に向かうフェリーで窓の外を眺めてる姿。
もうね、何をしててもその姿を目にすると勝手に涙が…
ティッシュじゃ間に合わんのよ
鼻詰まりながらの視聴で
苦しかったわ
ドラマを振り返りつつ、
メイキングを観るのが好き。
最終回のメイキング↓
いやいやホンマ。凄いで韓国。
この人らすげー仕事してるわ。
コロナ禍での撮影現場、どえらい苦労があっただろしスタッフの数もパねぇし!
そんな中でもチームワーク抜群で現場の雰囲気も良さそう。
ドラマは、当然フツーの島民達のお話だから殆ど素っぴんぽくメイクしてるじゃん?大女優でさえ髪ボサボサのシワシワの島のお婆ちゃん。
なんだけど、カットがかかると大女優キム・ヘジャさんのオーラやっぱパねぇ!
イ・ビョンホンも今回ほんまにフツーの人…こんな人絶対済州におる!
近いところで私の中ではミスターサンシャインの隙のない完ぺきな格好良さ←これも役だけどこの振り幅!
「♪オチョノーン、オチョノーン!」
このドンソクの呼び込みが
大好きだったわ~
いつも主役で格好良いのが当たり前のビョンホン本人、今回の役こそ気に入っていたと思われる
自分に謝らない理由を訊ねるドンソクにオクドンが言うじゃん?
「愚かな女だから…」と。
どなたかのレビューで「息子を殴ったオクドンを絶対に許せない」とありましたが、私としては違うかな。
オクドンの人生って本人がチラっとしか話さなかったけどそれを聞いただけでも想像つく。
幼い子供時代に両親と兄を亡くして小さな食堂で皿洗いと飯炊き。
学校に行けず文字を知らないオクドンには生きていく事はご飯を食べる事と学校に行く事が最優先だった訳で。
夫と娘を亡くし、田舎で学のない自分に息子にそれをしてあげれる手段は妾になる事しかなかったという。
オクドンが息子を抱えて生きていく選択を迫られたその頃の済州は当然日本とは違ってまだまだ貧しく厳しい時代であったわけで…
オクドンと同世代の韓国の人がこのドラマを観るとオクドンを許せん!とは言い切れないのかもしれません。(日本にも昔には同じような事もあったと思われる)
そう思うとオクドンを責める気分にはなれない私です
自分の死期が近付くとオクドンは終活をしていましたね。
多くない家財道具を整理して不要な衣服は燃やし、手を付けていない寝具はウニに要らないかと言っていました。
ウニが引き取ってくれるとは思っていなかったでしょうが「使っていないのよ」と言うあたり、オクドンは本当に慎ましい暮らしぶりでしたね。
好物でありながらドンソクが外でテンジャンチゲを食べない理由は、
オンマのチゲ鍋が大好きだったからなのも泣きどころでした。
オクドンが息子の為に最期に用意したテンジャンチゲ。
嬉しく用意したのだと思います。
めちゃ美味しそうだったね。
素朴な韓国ごはんが恋しくなりました
ウニとハンスのエピは
ウニが今でも引きずっている
甘酸っぱい初恋に戻る可憐な女心と、ハンスの情けない事情にやるせなさが出てて格好悪い疲れた中年男を良く演じてた。
二人で行った木浦でハンスが買ってくれた綿あめはウニにしてみれば実はあの頃と同じように二人でひとつのほうが嬉しかったのでは?あんなデカいのひとりで食べきれんし
ハンスもさ、お金無いのにそゆトコロ無駄遣いすんなや
ミランあたりのエピは
「私の解放日誌」
と平行してたのもあり、
とにかくあっちが盛り上がっていたので何と言うか…私としてはテンション上がらず
ウニとミランは男女問わず同級生ならではの力関係という…
女子同士のあるわ〜な因縁でしたが、時を経たからこそぶちまける事が出来て結果オーライなお話でした。
けどああやって感情をぶちまけて友人関係が続けていけるなんて
韓国ならではなのでは?と思います。
言わないまま疎遠になるよね~
それにしてもオム・ジョンファはお顔がどんどんクドくなってく…
存在感あるけど実際ああいうのは苦手なタイプ…
ミランが帰った後にイングォンが
「 あのタイプは数日が限界だ」
的な事をウニに言ってましたね。
分かってるんじゃん?
来て嬉しい、帰って嬉しい的な