小さな一歩から5の続きです!


理佐side


ふと床に落ちたストラップを見つけ、迷わず拾い上げた


私、明日死んじゃうのかなというぐらい今日は本当に運がいい。


理佐「あ、あの」


由依「はい、?」


理佐「これ落としてますよ


由依「あっありがとうございます!」

        「でもなんで私のって、」


理佐「えっと、いつも見かけてたので!」


あ、やばい。ずっと見てること遠回しに言っちゃった、、


由依「そうだったんですね!これお気に入りなんです、」


理佐「可愛いですね、ハリネズミ」


由依「ありがとうございます、!」


あなたの方が可愛いですよ、という思いを込めて少し間を空けてそう言うとゆいさんは顔を赤らめた


櫻木駅について私は席から立ち上がり、少し歩いてから振り返った


理佐「また話しかけてもいいですか、?」


由依「はい!」


私ってこんなに積極的だったっけ?と思うくらい今日の私はいつもと違った。


それにしてもほんとにかわいい、


気づけば家に着いていてゆいさんのことをずっと考えていた自分に呆れる


理佐「(フフッ)好きすぎでしょ、私」


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次の日の朝は久しぶりに友香と一緒だった


友香「理佐と学校行くの久々だね」


理佐「そうだね、誰かさんが寝坊するから〜笑」


友香「ごめんじゃん!笑」


理佐「いいよ笑」


しばらく話していたらいつもの電車が来て乗り込んだ

雨が降っているからいつもよりも電車に乗っている人が多く左端の席は空いていなかった


友香と少し進んだところで立って電車に揺られる

ゆいさん、どこだろう?


理佐「あ、いた」


友香「いたー?」


ゆいさんも周囲を見渡していたからすぐに目が合った

もう気まずさを感じることなく、ニコッと微笑むとゆいさんは私に向かって手を振った


由依「(フリフリ)


理佐「(フリフリ)


驚きながらも咄嗟に私も手を振った

前のように心臓が大きく鳴る


友香「理佐耳赤いよ!」


理佐「うるさいっ」


うぅ、恥ずかしい。友香にこんなところ見られるなんて、、笑


友香「もうそんなに仲良くなったんだね!」


理佐「まあね笑(あ、友香に言ってなかったっけ)


必死に耳を冷やしながら答えた


友香「何かあったの〜教えてよ!」


理佐「学校でね、!」


友香「なんでよ、今聞きたい!」


理佐「やだー笑」


「坂の上駅〜坂の上駅」


ナイスタイミング。


理佐「さ、降りよ〜」


友香「もう〜」



続く

読んでくださってありがとうございました!