バスに乗って自宅へ。


いつも彼と歩いた道を歩こうかとも思ったけど、

少し疲れてた知らんぷり


ほんとに散らかっていて、掃除もしてなかった。


この状態で人を招くことはしないだろうけど、

彼の生活を知ってもらいたかったし、ゆっくりはなしをしたかった。



や〜ここで兄ちゃんくらしてたんやねぇ

まさか、私が来ると思ってなかったろうねぇ



と、妹さん。

確かに思ってなかったと思う。



冷蔵庫にほぼ何も無かったので、

とりあえず、


いつも飲んでたコーヒー、

カプセル式のアイスコーヒーガムシロ2個入り、

を飲んでもらった。



昔はブラック、甘いものも食べてなかった



カッコつけてたのか、味覚が変わったのか、、

両方だったのかな。

病気してたら変わることもあるしね。




とにかく沢山話をした。

彼の知らない面をお互いに知り合った。

喋り倒した。




前日までの様子、


駆けつけたけど間に合わなかったこと、


想像だけど、

「残り時間がもうないから、ご家族を呼んで下さい」

と病院から2、3日前位に言われるかと思ってたけどそんな時間もなかったこと、


「また明日ね」と言ったこと、


渋そう?に手を振っていたこと、


忘れられない。



 

他に私が話した内容はほぼノロケのようなものだったけど、妹さんはそれが信じられないようで、喜んでくれた。




私と一緒で、兄ちゃん幸せだったよ、てえーん




そうでいてくれたと思う。私もそうだったし、

お互い一緒にいられることが幸せ。

付き合い始めた頃からお互い大切なことがわかっていた。



良く彼は言っていた。




「喧嘩するほど仲が良いって言うけど、あれ嘘。

ほんとに仲良かったら喧嘩しない」


「オレらそうやもんなー」口笛


「仲良しこと!」ニヤリ


『仲良しこと!』爆笑




いつも2人仲良しだった。

特別な事は無くても、仲良く平和に暮らせる事がどれだけ幸せなことがわかっていた。


もちろん癌がわかる前から。


失う前からわかっていた。




彼はとても気が短く、喧嘩っ早いパンチ!


だから妹さんはとても信じられなかったよう。




昼から話して気が付けばもう夜。




また明日もあるから妹さんはホテルへ。



また明日。