ようやく私も、オンタイムに追いついたのですが、先週分は見逃し配信が終わるまで、何度も何度も何度も……繰り返し観たので、感想を。








「憎みきれないろくでなし」

まさしくそういう人でしたね、テルヲ。

どうしても許されへんかったり、辛すぎて見てられへん、って人もいたかもしれんけど、私は、大満足でした!

千代が、心の中になんや冷たい、干乾びたもんしかない、って言うの、ホンマそうで、
借金取り来たとき、やっぱりな、それでこそテルヲ、って思って、ちーっとも心が苦しくならんかった。
もちろん、千代がその借金被らないことが前提で、何故かそこは無条件で脚本信じてたかな。

でも、千代がポロッと流した涙に呼応するように、ポロッと涙出て。

借金取りがテルヲの頭噛み付いたときはクスッと笑って。

千代がテルヲ追いかけたときの一平の反応の早さとか、
お母ちゃんの写真立てからの、面会室の網の枠と千代の背中、そこからだんだん引いていく絵とか、壁隔てて向かい合う2人の構図とか、

もう全てが完璧で。

極めつけはもちろん、
千代とお父ちゃんの芝居で。

何回繰り返し見ても、飽きることなくずっとずっと見てられる、
素晴らしい作品やと思います。

千代とお父ちゃんの最後の対峙は、
まさにカタルシスで、浄化されたくて、私は繰り返してしまうんだなぁ…



中の人が、テルヲさんは悪い人やないって、ずっと言うてはったけど、ホンマにそうやな、って思った。

テルヲは、千代を捨てたつもりはなかったし、栗子に言われたように、奉公に出した方が、お腹空かすこともないやろうし、自分たちもお金入ってちょっと楽になるし、ウィンウィンやって、本気で思ってた気がする。

「うちがあんたらを捨てたんや!」

て言われるその瞬間まで。

言われて初めて激しく後悔して、ずっと後悔し続けてたんやね。
あの別れのシーンにあんな続きがあったとは…………



朝ドラ史上最低最悪のクズ親父と評されるテルヲですが、正直逆に気持ち良かったです!
どんなに激しく責めても、一分の罪悪感も持たなくていい、これ、ホンマにカタルシスです。
周りの人たちもみーんな千代の味方やしね。


京都編で、最初みんな騙されてテルヲを立派なお父さん扱いしてたのが、ホンマ見てられへんかったから、
皆の前で正体現して金持ち逃げしようとしたとき、逆に気持ち良かったもん。階段下の千代の芝居、めっちゃ好きなシーンです。


子供時代は、感情移入し過ぎてボロッボロに泣いたけど、今回は、芝居、脚本、演出、カメラワーク、音楽全てに圧倒されました。素晴らしかったです。



さて、
こっから先、戦争かぁ………
辛くなりそうやけど、見届けます。