相対性の魔法に囚われないで
幻ならとっくに向こう側
分からなくても明日はやってくるから
いつまでも世界を知らないの

恒久性の希望が崩れる前に
夢見がちな空に背を向ける
理解が届かない言葉を探して
ちりばめる欠片に魅せられて

壊れちゃう前に
壊れちゃったね
何の話か分からないでしょう

知識に頼る一瞬前
感覚だよりのいろは歌
これは読むための世界じゃないでしょ
美意識がさらう一瞬間
からくりだらけのおもちゃ箱
はたまたどっちも察知もできずに
ブラックホールに口づけを

流線型の手紙が届きますように
幻でもなんでもいいのだから
気づかなくても答えは決まってるのに
三日月の吐息が惑わせる

冥王星の恨みと恋心には
ほんの少し違う願い事
見えるものだけじゃつまらないんだよ
惑星が消えたあの時には

知識が焦るインターバル
想像だよりの合言葉
これは見るための世界でもないから
無意識がつかむ永遠を
がらくただらけの箱庭で
あれこれあっちもこっちも感じて
ブラックホールに求愛を

以上、言象予報でした

少し風がぬるくなってきた でもまだ中途半端
寄り添えるだけの隙間が 目盛一つ分足りない

まだ僕は変わっていないよ
もう僕は変われたんだよ

9月半ばを過ぎる今、僕のせいで世界が変われない

夕焼けに焦がれたあの夏の幻は
単調な機械音に囚われて
夜にだって舞い散る花びらがあるんだと
信じれば誰にでも必ず?
あいにく、雨降りだったんだよ

朝はもう肌寒いかな でもまだ中途半端
布団にくるまれば大丈夫 君はいらないんだよな

もう君は温かいのかな
まだ君は震えてるのかな

季節が変わる頃合いに、君のせいで世界が終らない

冬空に焦がれたそよ風が顔を出す
繊細な温度感を抱きしめて
一人だってそれなりに楽しめる世界なら
迷わずに前を行けばいいの?
ごめんね、まずは振り向かなくちゃ

僕が変えられない世界、君は迷わず壊しちゃうんだね

「まだコスモスは咲いてないのに」

秋風が手を引くその先はまだ見えない
透明な願い事に出会うまで
僕にだって差し出す手のひらがあるんだよ
反対側に誰も居ないの?
ちがうよ、そっちじゃないから

ほら、背中がふわり温もる



半分のお月様と満天の星空が
僕に足りない何かを知っている
先週の恋心と来週の追憶が
今、流れる星屑の輝き

過去のための未来に今のための答えがあるなら
頬を伝うこれは流星みたいに
繰り返す願いを叶えられるのかな

たとえこの夜に君が気づかなくても
大したことはない それこそがこの想い
だからこそ僕は静かな時を
その夢のすみっこで 一重の風になって

完全なミュージックも単純な夜の声
君が知らない世界で笑ってる
冬空の月明かりと夏の日の幻が
ただ、繋がる瞬間を待ってる

愛と叫ぶ不思議なおとぎ話みたいなフレーズ
耳を撫でるそれは諦めきれずに
跳ね返る夜の帳を探してる

もしもこの星が僕に気づかないなら
もうここにはいない それくらいわかってる
最初から願うこともないから
この空の真ん中で 幾重の歌になって

fantasia 届かないならそれでいい
nocturne 想い人は夜に消え
手を伸ばす、ねえ、

「聞こえますか?」

たとえこの僕に君が気付かなくても
大したことじゃない それこそが幻
最初から願うことじゃないけど
旋律みたいにさ 不敵に重なりたい
もしもこの夜が君に気づかなくても
ここにいる僕が静かな時を
大好きな夜へと 繋がる星となって
無造作に散りばめた
君とのあれこれを手にとって
どこにも僕がいない
気付いちゃってから泣いてみる

何のために 誰のために
これまでの言葉は紡がれたの?
伝えられない言い訳を
自分自身だと言い訳して

「君が居るなら」 美化してるけど
確かに君は言ってくれた
二人で過ごした 夢じゃなかった
恥ずかしいからここにいる
もうこんなこと言わないと
決めていたのに

花言葉に隠された
ホントのあれこれを見つけてよ
そこにも僕は居ない
ここだよってただ泣いている
 
君のために 僕のために
自信を持って言いたかったのに
世界を変えるだなんて
何ひとつとして掴めないのに

「君は君だよ」と 都合いいように
確かに君が言ったことにした
もうそろそろかな 忘れてから
薄っぺらくなる言葉と
寄せては返す恋心
会いにいきたいよ

しまっておきたいこの声を
花びら程度に置き換えて

「君が居るなら」 美化してるけど
確かに君は言ってくれた
知らない振りして別れてから
愛おしくなるわがまま
またお茶しようねって言った
君はもう欠片

探してみようかな
枯れた花を涙で濡らして
夢は夢に還り着くだろう
されど私生きていくから
今はそっとおやすみさせて

緩む、緩む、繋いだ鎖が
消えたはずの雫を伝わせていく

空は何も言わず暗がり
閉じた瞳に横たわっている
されど私生きていくから
今はその儚さで貫いて

ささやかな祈りひとつ どうかこのまま
温もりを忘れ去ることが出来たら
鮮やかな衣を羽織り 夜を泳いで
揺れる波紋を届けて・・・

永久に続く宿命(さだめ)があるなら
声は意味を失くしていくだろう
されど私生きているから
月照らす宵闇に導いて

星ひとつ砕く心 どうかこのまま
傷跡に返り咲くことがあるなら
ひそやかに歩み寄る
二星間の吐息 やがてよじれて一人に

ささやかな祈りひとつ どうかこのまま
温もりを忘れ去ることが出来たら
鮮やかな衣を羽織り 夜を泳いで
揺れる波紋を届けて・・・
凍えるあなたに沈んで・・・