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あおもり HARDBOILED(はぁぁどぼいるど)

無意識的に どういうわけか逆主流

今回の東京出張で得たことは大きかった。うちのサメ商品は、実際食べてもらうと驚きの好評果なのである。
しかし商談が進みいざ商品として販売することを考える段になると話はパタリと止まってしまう。
突然重苦しい空気に変る。
「サメ」という言葉がもつ独特の雰囲気のせいである。ゲテモノである、人間が食べるものではないという印象である。フカヒレ、サメ軟骨、サメ肝油といったものについては別段抵抗はないようだ。しかし、食品素材となると当たり前では売れない。
味は良い。栄養価も申し分ない。かえって他のメジャーな魚よりもオメガー3系の不飽和脂肪酸が多いので健康的だ。しかし、食品販売ルートに乗せることに誰もが強い抵抗感を感じてしまう。
重い空気の中、私に好意的な皆さんも苦渋の表情を見せるのである。

つい最近、青森で一番という割烹さんがうちのサメ肉を使って新しい料理を開発された。全国から集まった約30名ほどの調理人さん方に試食していただいたところ、一名「サメ」という名前を聞いて箸もつけなかったという。
和食のように伝統を重んじる分野では難しいのかもしれない。美味しさ以外に格調というか別の評価基準が存在するのである。

東京のお洒落な惣菜売り場を見学した。欧米風の色調を強調した少量サイズのものが売れている。
少し前の日本的なものからできるだけ離れたいというような過激な意思を感じる。
レトロっぽいものの露出が増えているのも同じではないかと私には思える。
確かに私自身「今」の商品群には飽きてしまっている。商品から、商品流通の裏側が手に取るように分かってしまうのである。
消費者にもその雰囲気がわかるのだ。キーワードは「自由」「開放」「明確」「健康」「自然」ではないかと私は感じている。

サメのイメージも従来の路線で演出するとダメなのだ。過激なほどに従来のイメージから離れたコンセプトをだせばいいのである。影に隠れることをしないでストレートにいこう。