ソラの写真~Under the Same Sky -3ページ目

寂しさを紛らわすかのように
違う表情をみせ
妙に明るかったり
妙に複雑だったり
ソラが闇に包まれる
一歩手前

すぐに路が見える訳じゃない
何度でもソラを見上げて
少しずつヒカリが見えてくる
ソラはそれをそっと教えてくれる
何度でも
何度でも
あきらめずに上を向こう
行き止まりだと思っても
ソラを見上げれば
向こうにある
目指す場所が
必ず見えるはず
少し回ってでも
きっとたどり着ける
思いがけない
プレゼント
ソラからの
思いがけない
プレゼント

ソラには手が届かない
でも
ソラの手が届くところにいたい

こんなに澄んだソラなのに
こんなに透明な空気なのに
秋の風は
心に届く
寂しさと共に
心に届く

一つひとつ違っていても
一つに向かうことはできる
自分の気持ちも
一つになれる
途切れた気持ちが
一つになれる

淋しくて つい下を向いてしまうとき
ふと ソラの存在に気づく
ソラを見上げれば
少しだけ上に目を向けることができる
でもソラはそこにいて
相変わらず大きな存在
何かしてほしくて
手を伸ばしても届かない
いつもそこにいるけど
とても遠い
時々それが妙に淋しくなる

夏の火照った心に
ソラは
秋風を送る
心はそれを寂しさとして感じる
ソラはそれだけ優しくなる

心が痛いとき
黒い影が心を覆い
やがて
怒ったり 泣いたり
何も言えなくて黙り込んだり
黒い雲がソラを覆い
大きな雨粒が落ちてくるように
でも
必ずソラはまた輝く

