宇宙人(後編)
おはようございます。
さっそく昨日の続きなんですがね
中学1年のとき、2つ上の先輩に告白したんですね。
【おっぱいバレー】のように、おっぱいに触りたいからじゃないですよ。
なんて言えばいいんでしょう・・・
“付き合う”“交際”みたいな本来の意味は、きっと全くわかっていなかったと思うんですよ。
でも、『好きです』って言いたくて、熱い想いを言いたくて。
ベタですけど、放課後 体育館の裏に来てもらいました。
待っている間、キスするわけでもないのに、ペパーミントのガムを2ケース、ハイチューのストロベリーを3ケース食べました。
気持ち悪くなりました♪テヘ
小走りに近寄ってくる足音。
僕の心臓はバクバクですよね。
その足音が、やがて僕の後ろで立ち止まる。
『すいません!!!!僕、先輩のことが好きになってしまいました!!!』
そう叫びながら後ろを振り向くと
用務員のおじさんだった。
死にたい・・・・僕。
数十分後、先輩が来ました。
『いきなりなんなのよー』
開口一番に 怒り口調で言ってきた。
もう、それだけでパニックになってしまった僕は・・・・
『あの・・・・僕、先輩のことが好きになってしまったのです・・・・』
まあ、ここで終わりならベタな告白なのだが
『でも・・・・僕のこの姿は、鮫くんという地球人の体を1ヵ月間借りているだけで・・・・』
『本当の中身の僕は、メソポタミア星からやってきた宇宙人なんです』
嗚呼・・・・きっと社会科でメソポタミア文明とか習ったばかりだったのか、安易なものしか浮かばなかったアレ。
『明日、僕はメソポタミア星に帰ってしまうのです。一緒に僕とメソポタミア星に行ってくれませんか?』
ここで、先輩が『ありがとう。私もメソポタミア星に連れてって』など言ってきたら、どうなったのだろう。
『この鮫くんは、きっと明日になれば 全て忘れるので、明日になったら 先輩も忘れてください』
じゃあ、告白している意味がないじゃないか・・・。
先輩は『気持ちはありがたいけど、私 高校の受験があるから・・・・ごめんなさい』と。
受験がなくとも、こんな男は嫌だろうに。優しかったね先輩。
結局、その日は 握手をして別れた。
僕は その夜、先輩の握手したときの温もりを感じながら、喜んでいました。
次の日、学校へ行くと、僕 スターになっていました。
二年間くらい ずっと僕のあだ名は
【メソポタ星人】だった。
借りの姿の鮫くん(僕)は、二年間、ずっとその1ヵ月間の出来事だけ記憶が無いんだと、言い張っていました。
言い張っていたので、その期間受けた授業は、知らないフリですよね。テストも白紙ですよ。
ひとつの嘘を守ろうとすると、その数倍の嘘をつかなくならなきゃならなくなるんです。
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へんな日本語にもなりますよね。
皆さん 嘘はいけませんよ。はい。