ふと
遠くへ行きたくなることは無いですか
私は子供のころから
ふと遠くへ行きたくなるんです
ただ、子供の移動距離って
たかが知れてますが
大人になってからですと
距離が全然違います
この冬は、子供とスケジュールが合わず
ボードに行くことができなかったんで
3月の春スキーを目的に
有休をとっていたのですが
ここで緊急事態が
「春休みの宿題が・・・」
「終わらん・・・」
「誘惑せんといてくれ・・・」
ぽつ~ん・・・・
一人ぼっちになってしまいました
仕方ありません
何かすることを・・・
あ・・・
ヤフオク!で手に入れたVespaさん
この子の修理をしてから
どれぐらい走れるのか
耐久テストをしてみようと思い
旅立ちました
とりあえず
西に向かいます
(四天王寺の南大門)
国道25号線を走り
通天閣が見えてきました
いまは、外装の修理中なのか
夜もネオンが消えています
なお、前を走るこのオジサン
初めは調子よく車列の先頭を走っていたんですが
カーブで減速した後、のろのろ運転にかわり
私が後ろから煽っている構図に・・・
大阪市内を抜け
淀川を渡ります
青空がとても綺麗でした
さらに西へ
Vespaは調子よく走ってくれます
ただ、ちょっとだけ気になることがあって
それは、70㎞/hを越えると
燃料ホースにエアが噛んで、エンストしてしまうのです
なんか対策しないと駄目だな~って思いながら
一般道でそんなに出すことも無いかなと、放置しています。
(神戸市内 明石まで27㎞)
これが、あとあと痛い目にあうとは
この時は考えもしませんでした
(マクドナルド 2号線七宮店)
ちょっとマクドナルドで休憩です
朝早く家を出て、まだ何も食べていません
朝マックです
このマクドナルドは、電源コンセント付きでした
携帯の充電をさせていただいて
再び出発です
明石大橋です
向こうに見えるのは淡路島
明石大橋は原付では渡ることができません
どうにかして欲しいですよね
さて、どこへ行きましょうか
明石からフェリーに乗って淡路島に行くか
そのまま西に行くかです
(TOMOSで淡路島へ渡った)
原付で淡路島へ行くには、ジェノバラインが唯一航送できる手段です
ただ、原付で淡路島にわたっても、そこからどこにも行けないのです。昔は、色々な航路があって、淡路島と本州や四国を結んでいましたが、鳴門大橋、明石大橋の開通で廃止になり、淡路島は巨大な袋小路みたいになってしまいました。
原付だと
淡路島をぐるっと一周回って帰ってくるしかありません
これでは、ちょっと魅力が・・・
なので、さらに西へ向かうことに決めました
東経135度 日本の標準時 明石天文台です
目を凝らしてみましたが子午線は見えませんでした(笑)
ちなみに
北緯35度だと経度1度あたり91㎞ぐらいなので
まだ1度も走ってないんか・・・
地球の自転だと僅か4分ですが
私は2時間ぐらいかかってます
ちょっと計算してみたら
地球表面の速度って時速1365㎞/hにもなるんですね
めっちゃ速い
(計算間違ってたらすみません)
続きです
Vespaさんはまだまだ走れそうです
姫路で最初の給油
ここまで106㎞ 給油量は2.83L
燃費は37.5㎞/l 結構伸びましたね
まだまだ西へ向かうぞ!
兵庫県たつの市にはいりました
国道250号線を走っています
はりまシーサイドライン
美しい瀬戸内海を眺めながら走れる とても良いツーリングコースです
結構有名なのか、バイクとすれ違うことも多く
だいたいすれ違った人が、こっちをジロって見ていきます
Vespaって珍しいん?
この辺りは
工場も多く、巨大なサルベージ船が作業していました
播州赤穂駅前です
赤穂市は兵庫県の西端の街
赤穂浪士で有名ですよね
のんびり観光するつもりはないので
通過です
岡山県 備前市に入りました
備前と言えば備前焼
国道沿いにも、陶磁器の窯元を示す看板がありました
ここまでは、以前TOMOSで来たことがあるので
道もだいたいわかっていました
ここからは、まったく初めてのコースになります
まず、岡山ブルーラインへ
もともと有料道路だったようですが
今は無料開放されて、気軽に岡山市内へ向かうことができます
ただ、平均車速が速いのなんのって
だいたい70~80㎞/hで流れています
Vespaさんに無理はさせたくないというか
70㎞/hを越えると、どうせエンストするだろうし・・・
ここは、法定速度を守って
60㎞/hで
と思ったんですが
路肩の少ない道で
後ろから大型車両とがやって来ます
こりゃ怖い!
大阪の臨海線も怖いけど
これはまた違った怖さがあります
だって、逃げるところがほとんどないんですもん
岡山市内へ入りました
ここは、高速道路の様な岡山バイパスを走ります
が、これもすごいぞ
だって制限速度が70㎞/hだ
え?もしかして原付2種は走っちゃダメなんじゃ・・・
一生懸命看板を探しますが
全く規制されていません
ということは、合法的に?
70㎞/h出せちゃうんです
おいおい、
じゃあ 入ることさえ許されない
加古川バイパスや姫路バイパス
何が違うねん! って言いたい
あれが走れたら、かなり時間短縮になると思います
まだまだ西へ向かいます
が・・・
腹が減っては戦は出来ませんので
2号線沿いのラーメン屋へ入りました
おいおいサンバーよ
せっかく旅をしているのに名物とか
旨いもんとか紹介は無いのか??
そう思っているそこの貴方!
どんなにメジャーな名物よりも
どこにでもある無難なラーメンは
絶対裏切らない!
って思いませんか??
私だけですかね・・・
広島県福山市に入りました
今度は、原付のお腹も満たしましょう
ここまでの走行距離は251㎞です
結構走りましたが、Vespaは壊れるような感じは全くしません
恐らく、壊れる前に人間がばててしまいそうです
福山駅前を過ぎました
新幹線なら2時間かからない距離です
こちらは
一日かけて2号線を走っておりますが・・・
尾道市に入りました
この先には、しまなみ海道があります
歩行者、自転車、原付が自由に渡ることができるのです
これは迷います
日も陰ってきたので
しまなみ海道を使って
四国方面へ行ってみたいと思います
いよいよ
しまなみ海道最初の橋
尾道大橋です
わたし、ここへ来るまで知らなかったんですが
しまなみ海道って
60km位あるんですね・・・
自転車でも行けるので、もっと近いのかと思ってたけど
こりゃ、大阪市内から岬町よりも遠いということ
しかも、高速が使えませんから
かなりの時間がかかりそうです
こりゃ急がなくっちゃ
と・・・
ここへ来てVespaから異音です
え~~~ ここでですかぁぁぁぁぁぁ
段差を越えるたびに
ガタガタ
ガタガタ
なんだろう
サスペンションが死んだか
え~~~~
ここでぇぇぇ
と思ったんですが
路肩に停めて確認したところ
スペアタイヤのホルダーが緩んで
スペアタイヤがガタガタしてただけでした
ふぅ
よかった
尾道大橋を渡り、本州を離れました
ここから、いくつかの島を伝って
四国へ渡ります
が・・・
次の橋まで7㎞位あります
こりゃ結構骨が折れるぞ
因島大橋が見えてきました
あの高さまでどうやって上がるんでしょう
案内板の通り進むと
こんな通路が設けられています
細いくねった道を上っていくと
因島大橋が見えてきました
因島大橋は二段構造になっていて
下が歩行者や原付の通路になっていました
ちなみに、歩行者と自転車は無料ですが
原付は一つ海を渡るたび50円から200円の通行量がかかります
無人の料金箱に50円を入れ
って
けっこう50円て持ってないですよね
しかもお釣りが出ませんので
小銭は準備しておいたほうがいいと思います
この後も、
島を走り、橋を渡らなくてはなりません
自転車だと結構重労働だとおもいます
生口橋まえで、ちょっと休憩
のんびり景色を楽しみたいのですが
もう間もなく日没
急がなくてはなりません
生口橋からは、原付は専用の通路になり、歩行者や自転車と分離されます
よく似た景色で、だんだんと分からなくなってきましたが
続いては多々羅大橋です
これを渡ると
愛媛県今治市の大三島になります
大三島橋をわたって
次の島へ
橋までのアプローチは、結構坂道だし
島のサイクリングコースは平坦な道を選んでいるのか遠回りしてたりしますので
これやっぱ 自転車じゃ大変なルートだと思います
好きな人は好きなんでしょうけど・・・
続いて伯方・大島大橋
伯方の塩とかの伯方かな・・・
あ!日が暮れる
急がんと・・・
橋を渡り
やっと最後の来島海峡大橋です
橋は大きく3つに分かれていて、第一から第三まであります
これを渡れば、四国へ着きます
が、
なんでここで写真なんてとってるんじゃと思うでしょう
おトイレ休憩です
あぁ
日が沈む
だけど、おトイレにはいきたい
ふぅぅぅぅ
さぁ あと一頑張りだ
橋を渡り終え
感無量です!
いよいよ四国だ
ちなみに伊予ではなく今治です
本当は松山へ行きたかったんだけど
日も暮れてきましたので
帰ろうと思います
東予港までこのまま走り
フェリーの受付へ
ドキドキします
何故かって?
まったく予約してませんから
満席だと今からホテルを探さなくてはなりません
ドキドキ
ドキドキ
「あにょ~~
大人と原付一台大丈夫ですか??」
と人見知り感炸裂させながら受付のお姉さんにきいてみた
「シングルなら空いてますよ~~~」
「ひゃっほ~~~~!」って思わず言いそうになりながら
乗船時間まで外で待ちます
トラックよりも先に船内へ
フェリーなんて何年ぶりだろう
昔はフェリーの2等は、雑魚寝が基本だったんですが
今は全く違います
オレンジフェリーの場合
全て個室です
エントランスを抜け
個室へ
窓のある部屋は、デラックスとか スイートとか
いいお部屋
私の部屋は シングルで船体中央の窓のない部屋です
一部屋当たり3畳ほどの大きさで
机とベッドが完備されています
雑魚寝ってもう遠い昔なのかしら・・・
シングルには外側からカギがかけられないので、貴重品などは持ち歩いた方が無難かな、貴重品はロビーに預けられますし、お風呂は鍵付きロッカーがありました
出航は22時
それまで、ゆっくり食事でもしてねますわ
無難なとんかつ定食
風呂に入った後
なぜか
朝までぐっすりです
翌朝
大阪には6時到着
四国でビジネスホテルに泊まることを考えれば
寝てる間に大阪に戻ってこれるので
フェリーってとても便利だと思います
フェリーが着岸して
そこからの朝ごはん
あぁ、この旅も終わってしまいました
原付は大きな故障もなく
四国今治まで行くことができました
最後にガソリンを入れてと
今回の走行距離は
389km 燃費は39.9㎞/l 平均時速27.8㎞でした
おしまい
道中の動画も作りましたので
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