思えば遠くに来たもんだ・・・

大阪の高麗橋から100㎞を越えました。

 

この旅は、どこまで続くのでしょうか

 

 

ま、ぼちぼち行きます

高宮宿を出発し

次に目指すのは鳥居本宿です

 

 

 

高宮宿の東の端っこあたりに

お堂が一つ

これが、江戸時代でしたら

時代劇のロケーションのように

田畑や藪が広がり、クネクネと曲がりながら続く街道をテクテク歩いているのでしょう

 

そこに、虚無僧が一人現れ

お堂に腰かけながら深編笠をとると

顔には深い傷

 

お堂のなかで休んでいた安兵衛は

その顔をみてびっくり

 

五年前に、高宮宿の庄屋

丸正に押し入った賊ではないですか

 

後からやって来た行商人が虚無僧に近づき

なにやらヒソヒソと話を始めました

 

耳を凝らして聴いていると・・・

みたいなことがあったとか無かったとか・・・

 

そんなことを想像しながら走っていくと

 

 

近江鉄道の踏切です

 

かつて、多くの乗客を乗せて賑わった近江鉄道も

いまや廃線の危機

滋賀県は存続を決めて支援するようです

いつまでも元気に走ってほしいものです

 

 

 

どんどん進んでいきます

 

 

あ!セブンイレブンだ

 

ふぅ~

ここでちょっと休憩です

 

そういえば、昼飯がまだでした

どこかで名物でも食べたらいいのですが

それほど時間もありませんので

コンビニで済ませます

 

シートがテーブルに早変わり

 

おにぎりを頬ばりながら

遠くを見つめ

 

ぼっ・・僕は 困ったときは、おにぎりを貰いなさいと

お母さんに いわれたんだな・・・

 

と、

なぜか山下清を思い出し

 

旅をしていることを実感

 

 

 

芹川を渡り

名神高速道路の彦根インターです

 

 

 

特に見るべきものもなく

たんたんと走ります

 

 

集落に近づくと

軽トラの荷台に乗るおっちゃんが

 

いや~ 久々に見ました

助手席が空いてるから、そっちに乗ればいいのに

なんて思います

 

 

 

集落をぬけると

新幹線が近づいてきます

 

新幹線の下を潜って

 

しばらく行くと

小さな祠が現れました

 

小野小町塚・・・

 

 

え! マジっすか

あの絶世の美女といわれた

小野小町は

滋賀県彦根市出身だっただなんて

 

しかも、名神高速のたもとです・・・

 

いや、そこは関係ないか・・・

 

小野小町の父が、京都へ赴任する際

この地で宿をとったところ

可愛らしい赤子(後の小町)がいたので

その子を養女にしたそうな

 

いつの時代がよく分からないけど

ひとんちの子が可愛いからって養女にできる時代なんですね

 

すげ・・・

 

 

ま、小野小町の出生地は、諸説色々ありますので

どれがホンマかは分かりませんが

 

なんだか浪漫があります

 

 

あと少しで鳥居本宿です

 

と、このまま終わらないで

もう少し続けます

 

小町さんの塚から少し行くと

東海道新幹線の線路の上に

何か構造物があります

 

新幹線に乗っていても、全く気がつきませんでしたが

何なんでしょう

 

ちょっと調べてみると

昭和40年代の高度成長期頃まで

この右側の山から石灰石を採掘し

鉱石を索道のゴンドラに載せ、新幹線を越えて工場まで輸送していたようなのです。

 

万一鉱石やゴンドラが落ちたら、新幹線はひとたまりもありませんから

頑丈なコンクリート製のシェルターで守られているのです

 

石灰石輸送が終わって50年ぐらい経ちますが、シェルターはそのまま残されています

航空写真で見ると、名神高速道路にも残っていました

 

撤去費用と撤去する時間が無いのでしょうかね

 

 

 

 

先を急ぎます

 

鳥居本宿が見えてきました

 

この辺りは、伊吹山が近く天候が変わりやすい地域

自然と、雨具のお店が多く生まれます

 

合羽処松屋もその一つ

あの小さな屋根の所に

合羽の看板があったそうです

 

残念ながら、本陣跡には小さな看板が掲げられているだけでしたが

 

当時の雰囲気を色濃く残す宿場です

なお

鳥居本宿は

本陣が1件、脇本陣2軒、旅籠35軒の規模でした

 

高宮宿から鳥居本宿までの道中は

コチラの動画をご覧ください

 

 

 

 

 

 

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