かけがいのない大切な人を失った時、その悲しみはずーっと後になって襲ってくるものだ。

１か月程前だったか、あこがれのミキちゃんに歌って欲しいボサノバ曲の記事を書こうとしていた。「秋のスケッチ」や「オレンジの海」を通して彼女のブラジル音楽への才能を感じていたからだ。
お気に入りのブラジル曲を探しているうちにシンガーソングライター　イヴァンリンスの"Lembra de Mim"をYoutubeで見つけた。そして優しく切ないボサノバのメロディーが流れてきた時、突然ボロボロ涙が頬をつたい声を出して号涙してしまった。

＃イヴァン・リンス　Lembra de Mim
＃アップ主様お借りします。

キャンディーズの事を明るくジョークたっぷりにコメントしたり記事を書いていても、その後に襲ってくる何とも言えない寂しさ。
それがこの時とうとう一気にあふれもう押さえる事ができなかった。
その後も何日か毎晩泣いたと思う。もちろん書斎やトイレで家族に判らない様に。

Lembra de Mimはポルトガル語で「私を忘れないで」
歌詞の内容は下記にある。（機械翻訳なので日本語訳はいま一つではあるが）

http://ja.songcoleta.com/lyrics/lembra_de_mim_%28ivan_lins%29

スーちゃんの悲しい知らせがなければ、私の中でキャンディーズの事は封印されていたままだったと思う。時々テレビで活躍されている姿を見かける事はあっても青春時代の様に毎日思いだす事は無かっただろう。

スーちゃんごめんなさい。君を決して忘れていたわけではない。
私にとってスーちゃんも本当に大切な恋人。

スーちゃんごめんなさい。忘れてなんかいない。いつもひたむきで一生懸命頑張っている姿。そして今でも覚えている。解散直前の君の瞳は希望に輝いていてどんなに美しかったことか。

スーちゃん、もう絶対に忘れない。どんなに辛い試練があってもいつも優しく人を思いやる心を最後まで忘れなかった貴方の生き様を。

この美しい曲を愛する貴方に捧げます。Lembra de Mim

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イヴァン・リンスは1945年リオ生まれのベテランシンガーソングライター。
独特のコード進行が生み出す高度なハーモニーとリズムアンサンブルはまさにブラジル音楽の真骨頂といえる。
彼の欧米でも知名度は高くスティング、マーカス・ミラー、チャカ・カーン、ステイーヴィーワンダーなど多くのミュージシャンに影響を与えている。日本のJazzミュージシャンとの共演も多い。理系でエンジニア出身という異色のミュージシャン。
上記のライブは彼のデビュー３３年記念の２００４年のライブ映像。もう６０歳だがエネルギッシュな歌声も今も顕在で衰えを感じさせない。

大の日本びいきでも有名。東日本大震災の事で心を痛め「上を向いて歩こう」を急きょ録音し被災地に力強くメッセージを送っている。
スーちゃんともどこかでつながっている様な気がするのは私だけだろうか。

＃イヴァンリンス　上を向いて歩こう
＃アップ主様お借りします。

この曲を知らせてくれたのも天国のスーちゃんの仕業かな。

スーちゃん。貴方の事は絶対に忘れない。
貴方の分までしっかり生きて行こうと思う。
私の体の鼓動がいつか止まるその日まで精一杯。

～今年はこの場で様々な方と出会えた事を嬉しく思っております。～
～皆さん　どうかよいお年をお迎えください。～

イヴァン・リンス ”Lembra de Mim" ～スーちゃんに捧げる歌～

イヴァン・リンス　”Lembra de Mim" ～スーちゃんに捧げる歌～