【青酸クリームソーダ 著者:佐藤友哉】

青酸クリームソーダ〈鏡家サーガ〉入門編 (講談社ノベルス)
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(犯人は、何故、犯行に及んだのか?)
推理小説作品の主軸となるテーマは3つある。
1つは、WHO DONE IT(フーダニット)
犯人は、誰か?
もう1つは、HOW DONE IT(ハウダニット)
犯人は、どのようにして犯行を成し遂げたのか?
そして、WHY DONE IT(ホワイダニット)
犯人は、何故、犯行に及んだのか?
今回紹介する、「青酸クリームソーダ」は、
WHY DONE IT(ホワイダニット)(犯人は、何故、犯行に及んだのか?)
の極致にして極地の凄惨極まりない物語。
その物語に巻き込まれるは、キワモノ揃いの鏡家七人兄妹が三男。
鏡 公彦(かがみ きみひこ)
容姿・普通
知能・普通
体力・普通
性格・温厚
性癖・近親相姦
特異な鏡家の中で、突出した知能も身体能力も特殊能力もなく
性癖だけが特異で歪な鏡家七人兄妹の三男、鏡 公彦(かがみ きみひこ)が
WHY DONE IT(ホワイダニット)の極致の物語に遭遇する…!
鏡家サーガ入門編・青酸クリームソーダ
ここに開幕!
はい。
と言う訳でこんばんは。
克己です。
ああ。
やっとレビュー記事が書ける。。
宣言してから多分ひと月近く過ぎている気がしますが、
極力宣言した事は、どれだけ遅れても実施するようにはします。
※中には忘れ去ってしまっているのもありますが(汗)
でまぁ、本日は書籍のレビューであります。
題材は「青酸クリームソーダ」
鏡家サーガという、推理小説(なのか?)シリーズの一作品です。
推理小説にあんまり興味のない方はスルーしちゃってくださいね。
では、早速あらすじから行きましょう。
■ あらすじ ■
大学生の公彦君は、妹LOVEの危険な近親相姦のメルヘンお兄さんです。
それさえ除けば、ごくごく平均的なごくごく真面目な大学生です。
ある時、コンビニの帰りに灰掛(はいかけ)めじかという女の子が、
見知らぬ中年を竹やりで串刺しにしているトコロを目撃しました。
彼女は、最近巷を騒がしている殺人鬼さんでした。
「見たな?」
逃げようとした公彦君でしたが時すでに遅し。
あわれ殺人鬼に囚われ、気絶させられます。
竹やりを持った殺人鬼・灰掛めじかは言います。
「責任をとれ」
と。
責任とは何か?
竹やり殺人鬼いわく、自分の殺人を「見た」事の責任とれ。
との事。
そして取らされる責任の内容は、殺人鬼の「殺人の動機」を1週間で探る事。
1週間経過しても探れなかったら、体を爆発させられるという脅し文句付きです。
※気絶させられている間に、胸に爆弾を埋め込まれました☆
ああ。
メルヘンお兄さん、公彦君の運命や如何に!?
・・・という、あらすじです。(笑)
■ 感想とか ■
なるべく凄惨さが伝わらないようにあらすじを書きましたが・・・
とにかくバンバン人が死にます。
殺人鬼は、七日間の猶予の間に「私の殺人の動機を当てろ」
とばかりに殺しまくります。
犯人は誰?(WHO DONE IT)
⇒灰掛めじか
どうやって殺したの?(HOW DONE IT)
⇒竹やりで
動機は?(WHY DONE IT)
⇒不明
まさにホワイダニットの極致ですね。
これを推理小説と呼ぶのかどうかは正直微妙ですが・・・
自分は非常に楽しめました。
新しすぎる。
でも意外と推理小説っぽい事をやっているんですよね。
嘘の動機の中に見え隠れする真の動機とか。
なぜ、公彦を殺さなかったのか。とか。
しかし、アマゾンのレビュー見ると、意外に評価が低いトコロが、
個人的には納得いかなかったりします。。
しかも「予想の範囲内」
というコメントまであります。
アマゾンのレビュワーはバケモノ揃いですな。
あ。
忠告忘れてました。
この著者さん。
文章から背景をイメージできる程の緻密な文章を書かれる方なので、
エグくてスプラッター的な描写が苦手な方は、読まない方がいいです。
読んでて体中が痛くなります。(笑)
■ 特記事項 ■
で、個人的に特筆すべきところですが・・・
他のマンガネタや、同人ネタを出しているところ。
です。(笑)
コレ、いいのかなぁ。
と思いながら読んでました。
読む人が読んだらゲラゲラ笑えるネタが結構あります。
例えばこんな一文
ここから >>>>>>>>>>>>>>>
本当は伊良子総受け本を書くつもりで、
『お主の無明逆流れが逆立っておる喃(のう)』
ってタイトルまで決めてたんだけど、
虎眼先生がやられたのがショックで書けなくなっちゃったのよ。
<<<<<<<<<<<<<<<<<< ここまで
※鏡家の次女「預言者」の 鏡 稜子(かがみ りょうこ)さん。
27歳の同人作家。
自分は笑い転げたのですが、解らない人が読んでもサッパリだと思います。
ちなみに、用語を説明するとこんな感じ。
※伊良子(いらこ)
⇒「シグルイ」という漫画に出てくる盲目で跛足の剣士
美男子で超外道。
※総受け(そううけ)
⇒いわゆる、ボーイズラブの専門用語。
「総受け」の意味は・・・まぁ、ニュアンスから察してください。
流石にここでは書けませぬ。(笑)
※無明逆流れ(むみょうさかながれ)
⇒伊良子の使う剣術です。
刀を地面に突き立てて、反動力で下段から高速の斬撃を繰り出す剣技。
(イメージ的にはデコピンの要領です。)
で、このネタは「ナニ」に見立てて、「無明逆流れが逆立っている」
と言っているかは・・・まぁ、これも察してください。
※虎眼先生(こがんせんせい)
⇒「シグルイ」という漫画に出てくる、頭がちょっとオカシイ老剣士。
伊良子の眼をつぶした人。
理解するのに、これだけの予備知識が必要です。
正直言って、
「え? 克己クン?
チミはナニ言っているのかな?」
って感じでしょ?(笑)
まぁ、とにかくこういうネタが結構出てきます。
先ほどの一文を読んで笑えた人は、かなり有意義な時間を過ごせると思います。
あと、こういう破綻した物語を読んでみたいという好奇心をお持ちの方も、
相応に有意義な時間を過ごせるかと思います。
はい。
というわけで、鏡家サーガ入門編・青酸クリームソーダのレビューでした!
【青酸クリームソーダ 著者:佐藤友哉】

青酸クリームソーダ〈鏡家サーガ〉入門編 (講談社ノベルス)
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コレ読んで面白かったら、鏡家サーガのシリーズを一通り読んでみるのも
アリかもしれませんな。
P.S
あ~ やっと書けた。
満足♪ 満足♪
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