太陽を目指して生きる〜ネガをポジに〜

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何かの感想、思ったことなどを、書きたいときに書くブログ。
気まぐれ更新

以前、NHKで放送していた英国ドラマ「ダウントン・アビー」の映画版がついに完結編ということだったので、ドラマファンだった私としては見逃せない!と見てきました。

このドラマは、20世紀初頭の英国北部の邸宅に住む貴族一家をめぐる物語で、NHKでは2014年〜2017年まで、シーズン6までが放映されていた。

昭和40年〜60年代に少女時代(と言ってしまう口笛)を送った私は、中世?近世?ヨーロッパ貴族が出てくるマンガにかなり浸っていた時代なので、ほんわかな憧れを抱く夢見る夢子だったので、このドラマが放映されることを知って飛びついて見たものだ。

でも、そこで描かれていたのは、すでに近代社会が始まり、貴族という階級が没落を始めた時代で、生活こそ伝統を守り、優雅さを保っているものの、実際には、その生活、果ては居住地を守るために、金策に頭を悩ませなければならないという現実。それが、余計にこのドラマを魅力的にしてた。さらに、貴族たちの生活だけでなく、その貴族を支えている使用人達の世界も克明に描き出してくれていたのが新鮮であり、興味深かった。

ドラマだから、というのもあるが、この貴族の主人がとても思いやりのある人であったため、使用人たちは、敬意と誠意とプライドを持って働いており、しっかり連携しているのが清々しかった。それぞれの持ち場で、存分に自分の分野の仕事をしているところは、優良な企業を思わせた。

また、タイタニック沈没から始まり、2つの大戦や、スペイン風邪の流行など、歴史的な事件も織り交ぜ、歴史物としても見応えがあった。終盤では自動車も登場し、今回の映画では、ブロードウェイと思われる所での観劇シーンまで出てきた。

6シーズンにも渡ったドラマだったので、映画をやると聞いた時は、「ドラマがヒットするとすぐ映画にするとか安易だよな〜」と思ったのだが、脚本がよく、ロケ地の良さなどもあり、グイグイ引き込まれて面白く、あれよあれよと2作目も見てしまった。

そしていよいよフィナーレ。前作では、ダウントンのドンとも言うべき前伯爵夫人のバイオレットが亡くなったが、その後間も無く、演じていたマギー・スミスも亡くなってしまい、寂しさが倍増したが、何しろ沢山のキャラクター=出演者はいるし、またもやストーリーは目を離せない展開に、寂しさは紛れたかな。今回もますます経済状態が危ぶまれているダウントンの存続が大きなテーマ。いきなり離婚していた長女のメアリーは、貴族だけでなく、近隣の住民からも敬遠されていてなかなかシビアだった。挙句、ロマンス詐欺にまで合いそうになり・・・・。

それにしても、キャストの都合で、そのキャラクターが急死したり、離婚することになったりと、なかなかの展開にちょっと笑えるが、巧みにストーリーに組み込んでいてさすが、と思う。

登場人物が多いのに、それぞれのキャラクターの背景も盛り込まれ、それぞれが活躍しているところがなんと言っても素晴らしい。

詐欺にかき乱され、危うく全てを失いそうになる中、ダウントンにいる全員と、そこに深く関わる人達の総力を持って、なんとか存続できることになってホッとする。

何しろグランドフィナーレですからね、大団円で終わってもらわないと。

そして、最後に、今までのドラマでの要となるシーンがフラッシュバックされ、私が好きだったマシュー(演:ダン・スティーブンス)とシビル(演:ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)も出てきて大感動えーん!見てよかった!!