嫁からLINEが届く。
陣痛始まったから病院来て。
到着したら駐車場で待機してて。
また連絡する。
コロナ禍での出産は制約が厳しい。
家族の立会はワクチン接種済みな事。
事前にPCR検査して陰性証明が必要な事など。
駐車場で待機してると再び嫁さんからLINEが届く。
『受付して来て!』
病院からじゃなく本人から連絡来る時代なんかな?
陣痛中に苦しんでるのにスマホいじりながらLINEしてるんかなって?
って、想像しながら受付に向かった。
手続きをすませ分娩室に案内されるとそこには、臨戦体制をしてる嫁さんが居た。
看護師さんに青い服を着せられ嫁さんの隣に行き手を掴んだ。
ヒィヒィーはぁはぁ、ヒィハァしてる嫁。
サポートしている助産師さん。
手を握りながら頑張れと応援してる私。
ヒィーハァーと、嫁はマスクしながらで苦しそう。
しばらくすると助産師さんが言った。
『私が合図したら旦那さんはそこのボタンを押してください』
私の右手には嫁さんの手。
左手にはボタンの付いた装置を握りしめた。
助産師さんがボタンを押して下さいと言った。
私はその瞬間、ボタンを秒殺で押した。
すると、医師を召喚したみたいだ。
嫁は、ヒィハァしている。
助産師さんは力んで。力抜いてと指示している。
私はあたふたあたふたしている。
そうこうしていると‥‥
ポンっと、産まれたあああああああ。
何とも言い表せない感情が込み上げてくる。
孕って10ヶ月間、本当頑張った嫁さんには感謝しきれない。
いつのまにか、分娩室にはhappy birthdayの曲が流れていた。
出産を終え処置をしている嫁を放置し。
産まれた赤子に夢中な私。
3064gの48cmの男の子が無事誕生しました。
陣痛始まって2時間半。
分娩室に移動後10分の出来事でした。
早すぎるブ━( ;;´゜;3;゜):;.゛;━ッ!!!
家族が増え、我が家の物語がどうなって行くか楽しみしかない。


