来週は、
歴史ある日本シューベルト協会の演奏会に初めて出演させて頂きます! 一般社団法人日本シューベルト協会は、ドイツ歌曲の普及と発展を図るために1970年に声楽家有志によって創立されました。



今回はテーマを、「後期ロマン派、そして近代へ」とし、R.シュトラウスからキルピネンまで、19世紀末から20世紀をまたぐ激動の時代に書かれた作品を10名の歌手が歌い繋いで行きます。この時代の作品ばかりを演奏されることは稀なので、貴重なコンサートだと思います。
私は、アルバン・ベルクの「4つの歌」に初挑戦します。先月のリサイタルで歌ったシェーンベルクの弟子のベルクの作品です。この作品を歌うことは難しいとは思っていたけど、、実際にピアノと合わしたら想像以上の難しさでした。。歌が、ピアノの音と半音でぶつかっていくことが多く…。「それってきれいなの!?不快な音になるんじゃないの!?」と心配されるかもしれませんが、正しい音をきちんと演奏できれば、えも言われぬ魅惑的な音響効果になるのです。練習はなかなか苦労していますが、少しドイツ語が馴染み出てきたからこそ、自分で発見できることもあり、本番の日まで解釈を深めていければなぁと思います。

【第158回日本シューベルト協会演奏会】
2024年4月23日(火)19時開演
兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール