ポリプテルス・セネガルスの飼い方|ポリプテルス最小種、価格、大きさ、寿命、混泳、餌、繁殖、飼育 | す〜さんの釣行記&釣り情報・時々AQUA

す〜さんの釣行記&釣り情報・時々AQUA

神奈川県で色々な釣りをしながら、熱帯魚やサンゴ、ウズラ、烏骨鶏と暮らしています。
海釣り全般にルアー、ジギング、ショアジギングからバス釣りまで様々な海釣りに挑戦中。
その他、釣り情報と生き物ペット関係の記事を書いています。

ポリプテルス・セネガルスはアフリカ大陸に生息する古代魚と呼ばれる魚です。ポリプテルスの中でもセネガルスは最も小型の種類であり、飼育下で体長30cm弱のため大型水槽が必要ありません。セネガルスはポリプテルスや古代魚飼育の入門種としておすすめの魚です。

セネガルスの飼育が出来れば他のポリプテルスはサイズが違うだけなので、エンドリケリーやビキールビキールなどを飼育する前にセネガルスで日常管理などの経験を積んでおくと良いでしょう。


ポリプテルス・セネガルスの飼い方
学名:Polypterus senegalus
分布:セネガル、ザンビア、チャド、二ジェール
全長:30cm〜最大50cm
寿命:5年:
水槽:60〜90cm
水温:24〜30℃
水質:PH6.0〜7.5
性格:温和
混泳:サイズの近い魚と混泳可能

ポリプテルス・セネガルスはアフリカ大陸に分布するポリプテルスの仲間で、古代魚と呼ばれるグループに分類される魚です。
セネガルスに限らずポリプテルスは浮き袋が変化した器官で空気呼吸ができ、10〜15分に1回くらい水面に顔を出して空気を吸う姿が見られます。

ポリプテルス・セネガルスの分布はナイル川、チャド川、二ジェール川、シャリ川、セネガル川、ガンビア川、ボルタ川、ベヌエー川、トィルカナ湖、アルバート湖などアフリカ大陸の広い範囲に分布しています。
ポリプテルスとしてはセネガルスが最もポピュラーかつ流通量も多い種類となり、アルビノやロングフィンと言った改良品種も作出されています。

サイズは水槽飼育だと30cm前後、天然で50cm弱まで大きくなるようです。
ポリプテルス・セネガルスは柄が入らず、幼魚期に縞模様が入る場合もありますが成長に伴い消失します。

ポリプテルスの入門種とも言えるセネガルスの魅力としては販売価格が800〜1200円と安く、飼育に大型水槽も必要ないこと。飼育設備にかかる費用も2〜3万円以内で収まります。60cm水槽で飼育するなら1万円弱で済むでしょう。

ネオンテトラなど通常の熱帯魚と比較して非常に丈夫なので、熱帯魚飼育自体が初めての初心者でも飼育の基本さえ覚えれば問題なく飼育出来ますよ。
下記ではポリプテルス・セネガルスね飼育に必要な飼育設備や管理方法を解説しています。

種類・バリエーション
ポリプテルス・セネガルスにはアルビノやロングフィンといった改良品種が豊富です。

ロングフィン・セネガルス
背鰭や尾鰭など各ヒレが長いセネガルスの改良品種。その姿はまるで龍のようですがヒレだけでなく鼻管まで長くなっているのが面白いですね。


アルビノセネガルス
色合いは白っぽい肌色からクリーム色、黄色。アルビノにもロングフィンがおり、写真の右上はアルビノロングフィンセネガルスで鼻管が長い。



プラチナ
プラチナセネガルスも少数ながらブリード個体が流通している。価格も1〜3万円と他のポリプテルスのプラチナ個体より安価である。
セミプラチナと呼ばれる完璧に真っ白ではない個体なら1万円以内で購入できるでしょう。


水槽
ポリプテルス・セネガルスは30cmを超えても体が軟らかいため、奥行き幅60cm・奥行き30cmの60cmレギュラー水槽でも飼育に問題はありません。
60cm水槽なら1〜2匹は飼育が可能で、上部のスペースが開くのでパロットなど混泳魚も入れられます。

フィルター
水槽サイズに適合した能力の上部式フィルターや外部式フィルター、外掛け式フィルターから選べば良いでしょう。
濾過能力では上部式フィルターが最適です。補助的に投げ込みフィルターや他のフィルターを組み合わせればより水質の維持ができますよ。


エサ
エサは肉食魚用のキャットやミニキャットをメインに与えましょう。10cm未満の幼魚は赤虫も好んで食べますね。
生き餌も食べるので大きく育てたい人や、留守にしがちで頻繁に給餌できない人はメダカやアカヒレを常に10匹程度泳がせておくと良い。
給餌のタイミングは朝夕2回で問題なし。軽くお腹が膨らむ程度の量を与えましょう。



混泳
ポリプテルス・セネガルスは性格が温和な魚なので、混泳魚が口にさえ入らないサイズであれば攻撃することはまずありません。目安はセネガルスの+-10cmくらいの魚が安心して混泳出来るサイズとなる。
セネガルス同士や他のポリプテルス属であるデルへジィやパルマスなど中型のポリプテルスなら問題ないでしょう。サイズが2倍以内ならエンドリケリーと混泳もできますね。

混泳に適さない魚はプレコやナマズの仲間で、プレコは個体によってはポリプテルスの体表を齧ることがあるので注意が必要ですね。プレコは意外と縄張り意識も強いので、セネガルスとの混泳は避けた方が良いでしょう。
ナマズの仲間は口が大きく細長いポリプテルスは同サイズでも折り畳むように飲み込まれる可能性がある。
口が大きくないトーキングキャットやシノドンティスのようなナマズなら問題ない。


病気
ポリプテルス・セネガルスは非常に丈夫な魚なので病気になる事はまず無いと言っても良いだろう。注意点はPH(ペーパー)や水質の低下によ肌荒れである。
毎週三分の一から半分の水換えを行なっていれば問題は起きないので、とにかく水換えはしっかり行なって下さいね。
逆に水替えさえしていれば大きな病気にはならないと言えます。


繁殖
ポリプテルス・セネガルスは水槽内での繁殖例も多数報告されており、卵生の古代魚の中では特に繁殖が容易である。古代魚の繁殖に挑戦したいならセネガルスから初めて見ると良いでしょう。

繁殖させるなら90cm水槽に3〜5匹のセネガルスを入れて自然とペアを作るのを待つのが一番楽だろう。セネガルスは生後3年くらいから繁殖が可能になると見られるので、繁殖まであまり長期間待たなくて良いのも魅力である。

産卵はばら撒き型で、オスが尾でメスの尾を包むように抱き込み、メスが産卵した卵をオスがお椀型に丸めた尻ビレで受け止めて受精させる繁殖行動が確認できる。

孵化した稚魚はヨークサックと呼ばれる卵嚢が付いており数日は餌を食べなくても良く。卵嚢が吸収される頃からブラインシュリンプを食べ始める。
2〜3cmまで成長してきたらイトミミズや赤虫を与えるようにすると良い。