カンムリニセスズメの生態と飼い方|性格、混泳、寿命、大きさ、エサ、水質、飼育方法 | す〜さんの釣行記&釣り情報・時々AQUA

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神奈川県で色々な釣りをしながら、熱帯魚やサンゴ、ウズラ、烏骨鶏と暮らしています。
海釣り全般にルアー、ジギング、ショアジギングからバス釣りまで様々な海釣りに挑戦中。
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カンムリニセスズメは黄色い体の背中がピンクパープルに染まる美しいスズメダイの仲間です。
カンムリニセスズメは古くからマリンアクアリウムで親しまれている定番の海水魚で、丈夫で飼育もしやすく美しいため人気です。

しかし、注意点としてカンムリニセスズメは気が荒い性格のため混泳には注意が必要です。水槽の底付近を好んで遊泳するので、中層を泳ぐハギやヤッコとの相性は良いですね。


カンムリニセスズメの飼い方
分布: 西部太平洋〜インド洋
全長: 7cm 
寿命:4〜5年
性格: やや気が強い
水槽: 30cm以上
水温:23〜26℃
水質:8.0〜8.5PH
混泳: 同種とスズメダイ科は不可、他種なら同サイズ以上の魚がおすすめ

カンムリニセスズメはミドリイシなど枝サンゴが多いサンゴ礁に生息するスズメダイの仲間です。縄張り意識が強い反面、やや臆病な性質もあり危険を察知するとサンゴの間や岩の隙間に隠れる姿が見られる。
似た海水魚にバイカラードティーバックがいますが、カンムリニセスズメの方が黄色い体色が強い。

カンムリニセスズメはアクアショップでもよく見かける一般的な海水魚で、販売価格も700〜1000円と安価で美しく丈夫で人工飼料もよく食べるので海水魚飼育が初めての初心者もおすすめの魚です。

カンムリニセスズメは通販でも販売されているので入手は容易。輸送にも強いので近くで売っていないなら通販で購入するのも良いでしょう。
1匹だと梱包料が割高ですが、カンムリニセスズメは同種との混泳には向かないので餌などと合わせて購入すると良いですね。

最大サイズは7cmですが水槽飼育だと6cm程度で成長が止まることが多いようです。寿命は4〜5年程度、ストレスの少ない良い環境で飼育出来れば5年以上生きることもありますよ。

 

混泳
カンムリニセスズメは非常に気が強い魚で、同種やスズメダイ科の魚、大きさが同じかそれ以下の魚は追い回されたり突かれる可能性があります。
混泳に適した魚はカンムリニセスズメと体型が異なりサイズが大きなハギやヤッコがおすすめ。

ハギならキイロハギやナンヨウハギは相性がよい。クマノミ類もイソギンチャクと一緒なら攻撃され難いので混泳可能です。


水槽
カンムリニセスズメは最大6〜7cm程度と小型なので30cm水槽で飼育が可能です。10〜15cm程度の魚と混泳を考えるなら最低でも60cm水槽が必要です。
ナンヨウハギなどハギ類は大きく育つので90cm水槽は用意したいですね。


エサ

餌は人工飼料を選り好みせず食べてくれるので、フレーク状か小さな粒状の人工飼料を与えて下さい。
導入初期は怯えやすいのでワムシやコペポーダを与えてみるのも良いでしょう。


病気
丈夫な種類なので病気にかかりにくい魚ですが、輸送のスレや水槽環境によっては白点病を発症することがあります。
カンムリニセスズメの体表に白い斑点を見つけたら他の個体に感染する前に、早めに魚病薬を使用して治療してください。