ベスタウェーブの特徴はリーズナブルな価格な割に色々と細かい設定ができて作動音も静かなこと。
信頼できるボルクス製と言うこともあり、サンゴの飼育や海水魚水槽の水流ポンプとして人気が高い製品です。
同じくらいの価格にWMPシリーズがあり、筆者もWMP8000を昔使っていましたが、比べたら感じWMPと性能面で大差はないかな。でも保証や耐久性はボルクスのベスタウェーブが優れているようです。
ベスタウェーブはWMP同様のナイトモードと呼ばれる光センサーによって、センサーが付いているコントローラー付近が暗くなると自動的に水流を弱める機能が付いています。
これにより夜間は魚やサンゴがゆっくり休息できる環境が作れます。
ベスタウェーブの特徴と性能
自然波や潮流は、水槽内の生物にとって自然な生活環境を提供します。これ一台で簡単に高機能な水流を実現します!
簡単な設定で太く強い水流が作れるので海水魚・サンゴ飼育が初めての初心者さんにもおすすめです。
ウェーブモードだけでなく、普通に一定出力での運用もできます。
サンゴ水槽では強い水流を作ることでライブロック による濾過も期待できますし、水槽内のデトリタスの蓄積も大幅に抑えることができます。
ライブロックの表面も綺麗になるので石灰藻も良く増えるようになりますよ。
【ベスタウェーブの特徴】
●コンパクトでパワフルなDCポンプと専用コントローラーで自由な波を造ります!!
起動した時点では下から2番目のパワーになっていました。連続運転ではパワー2でも非常に強くて砂が飛ばされます。
ダイヤルはM2のウェーブモードで使用するもので、時計回りに回すほど間欠運転時にポンプの作動する時間が伸ばせます。
このダイヤルと出力を調節して丁度良い波を作ることができるわけですね。
コントローラーは付属する厚手の粘着パッドで貼り付けて固定できます。
●4パターンのウェーブプログラム搭載
M1/一定出力で運転
M2/波の作成モード(ウェーブモード)
M3/サイン波形モード
M4/ランダム波形モード
●水流を10分間停止する給餌モード搭載
FEEDボタンを3秒間押すと「10mini」のランプが点灯し、10分間ポンプが停止します。
FEED機能を利用すれば、餌やりの際にポンプ電源を落としたりパワーを弱めたりして、給餌後にまた再設定し直すような手間もかかりません。
●夜間の水流を弱めるナイトモード搭載
ベスタウェーブは設定しておくとコントローラーのセンサーにより、暗くなると自動で出力を30%に落とすナイトモードが付いています。
不要ならナイトモードはコントローラーで設定しなければ作動しません。
30%はコントローラーで設定出来る最小パワーなので、最初から30%で使用している人には関係ないです。
ちなみに電源を落としてもダイヤルの調節と出力レベル2の設定は変わらないようなので、筆者は夜間は電源を落としてます。
この機能は類似品のWMPシリーズにも付いていますね。筆者が購入した当時のWMPはセンサープラグの抜き差しで設定してましたけど。
●強力マグネット採用により簡単に設置
VestaWaveポンプは、ガラス厚VW04、VW08で10mm厚迄、VW13は15mm厚迄の水槽に設置することができます。
ベスタウェーブは完全にマグネット頼りでガラス面に固定されるのでキスゴムの劣化により脱落する心配がありません。
マグネットとポンプを同時に持ってスライドさせれば場所の微調整も簡単に行えます。
デメリットはうっかり水槽外側に付いているマグネットを剥がしてしまうとポンプが落下してしまうこと。
メンテ中にうっかり外したりしたら大惨事ですし、子供のイタズラにも注意が必要ですね。
小さい子供は面白がって剥がしちゃう可能性ありです。
●作動音も静か
出力50%でウェーブモードでポンプが作動すると「」 キーン、ヴーン」っと小さな作動音はしますが、カチカチするような音や振動も一切なく非常に静かなポンプと言えます。
【ラインナップ】
VW04A
消費電力:15W最大吐出量:4000L/h
適合水槽:30~60cm
ポンプサイズ:75×60×50mm
マグネット:φ50mm
適合ガラス厚:10mmまで
コントローラー:87×58×20mm(調節つまみ除く)
VW08A
消費電力:25W 最大吐出量:8000L/h
適合水槽:60~120cm
ポンプサイズ:98×75×60mm
マグネット:φ60mm
適合ガラス厚:10mmまで
コントローラー:87×58×20mm(調節つまみ除く)
ベスタウェーブを使ってみた
先日立ち上げた90cmオーバーフロー水槽にベスタウェーブVW08Aを取り付けてみました!
まず取り付けですが、ポンプから伸びるコードが長くて、90cm水槽の左右にポンプとコントローラーを配置しても余裕があります。注意点はポンプ本体を水面より10cm以下に設置しないと、渦が発生して空気が巻き込まれてしまう可能性があるので要注意。
画像の取り付けだと上方向の角度調節があまりできませんが、コードの出ている位置を下向きにすれば真上までポンプに角度をつけられますよ。
コードの出ていいる位置を横向きにすると向きを左右に向きを変えられますが、代わりに上下に角度がつけられなくなります。
●パワーが非常に強い
ウェーブポンプなのでパワーにかなり余裕がるようで、対応水槽でもM1の水流モードで使うととんでもない激流を起こせます。波を作るための高出力DCポンプなので連続運転ではパワーが有り余ってるみたい。
毎時8000リットルの出力は循環ポンプの4倍だから当然か。
使い始めはデトリタスが舞い上がって大変でしたが、それだけライブロックにデトリタスが蓄積していたわけですから、本来の濾過能力も低下していたはず。
デトリタスの蓄積はコケの発生を招いたり、石灰藻の繁殖速度が落ちる要因にもなります。
M1モードで普通に水流ポンプとしても使えますが、その場合は非常にパワーが強いため、最小パワーにしても水流がぶつかるガラス面下の砂が徐々に流されてしまいます。
単純に水流ポンプとして利用するなら90cm水槽でVW04Aでも充分です。
水流ポンプとして使いたい場合に出力が強いなら、M2モードでダイヤルを時計回りに最大まで回し、オンオフがロングスパンの間欠運転にすれば解決できます。
これならパワー3でも砂が流されません。
●手軽に波が作れた!!
最初にダイヤルを逆時計回りにセットして、いい感じに波が作れるまで微調整を繰り返します。
パワーは水槽サイズや設置方向、レイアウトによりますが、90cm水槽なら下から3〜4くらいでしょうか。
手軽に左右にザブンザブンと揺れ動く波が作れますよ。カワラフサトサカもユサユサ♪
これだけでもウェーブポンプを導入した意味があるってものです。
水流に揺られると活性が高くなったりヒョロヒョロ長く育たなくなるみたいですね。
自然と同じく水流に揉まれて飼育するほうがサンゴも健康に育ってくれるはず。
お魚も適度な運動で健康に?
たまに頑張ってポンプに突撃して結局吹き飛ばされり姿も。。
魚も狭い水槽では運動しないと肥満になってしまいますからね。魚にとって水流ポンプはルームランナー的な要素があります。
近年購入したアクア用品の中でもベスタウェーブは特におすすめです!
是非サンゴ水槽で使ってみて下さい!!
にほんブログ村